くす太net

書評、ランニング、写真、日々のことなど。

ミヒャエル・エンデさんの著書「モモ」を読んで〜モモと灰色の男の初対決〜

 

 

どうも、くす太です。

 

 

読み終えてから数週間が経過しましたが、

ミヒャエル・エンデさんの著書「モモ

の書評記事を改めて書いていきます。

 

 

 

本書に関する記事はこれまでに2つ書いています。↓

ミヒャエル・エンデさんの著書「モモ」が面白い!児童書だけど深いんです。。 - くす太net

ミヒャエル・エンデさんの著書「モモ」を読書中。時間がテーマの本書、途中だけど考えさせられます。 - くす太net

 

この記事では、主人公であるモモと最大の敵でもある時間泥棒の灰色の男との初対決について書いていきます。

 

 

 

 

灰色の男がいると。。

初めてモモは灰色の男と対峙するわけですが、なぜか寒くて寒くてたまらなくなります。

これは本書を読み進めていく中で、なぜ灰色の男といると寒くなるのかが解明されるんですが、ここではなぜか凍えて凍えて仕方ない状況が描かれています。

 

寒くて凍えてしまうのは、モモだけに限ったわけではなく、灰色の男と接触した人たちはみんな同じ感想を持ちます。

これについては本記事で特に言及しませんが、本書を読むとなるほどと納得することが出来ます。

ミヒャエル・エンデさん、おそるべしです。

f:id:kusutanet:20190502175152j:image

 

 

灰色の男の誤算

モモがいるこの都市にやってきた灰色の男たち。

大人たちから見事なまでに時間を奪ってきた灰色の男たちでしたが、不思議な力をもったモモのことを知り、自分のたちの邪魔にならないように一人の灰色の男がモモに接触をしてきます。

 

そこで灰色の男は、モモも大人たちや他の子どもたちと同じく、奇妙な説得力を持った巧みな言葉攻めや、物質的に満たすことで不思議な力を無効化出来ないか、他の人たちと同様に時間を奪おうとします。 

 

ですが、灰色の男はどうせモモも他の人たち同じだと思い込んでいた為、今までの通りに動いたところ、逆にモモの不思議な力に影響されてしまい、自分たちの存在を、秘密をポロっと白状してしまうのです。

 

ありとあらゆる万物に等しく影響を及ぼすモモの力。

不思議な力です。

 

でもこれって考えてみると、子どもの、人の、純粋な心なんじゃないかとも思います。

何かにつけて理由を見つけようとしたり、無理矢理納得してみたり、成長する過程で人が忘れてしまった、忘れさせられてしまった、矯正されてしまう何かをモモは自分の中心に据えている。

だから、他の何かから大きな影響を受けることなく、ただただ純粋に、対峙する相手の話や心をしっかりと受け止められるから、不思議と相手は全てをさらけ出して良い変化をしていく。

 

そんな気がします。

 

 

モモと灰色の男の初対決から物語はどう進んでいくのか 

モモから灰色の男の存在や初対決について聞いた友だちのジジ(観光案内人)やベッポ(道路掃除夫)。

 

灰色の男の存在を世に知らしめ、時間を奪われた大人たちから本来の日常を取り戻そうと考えます。

 

灰色の男たちはというと、自分たちの存在や秘密を知ったモモをどうにかして排除しようと考えます。

 

絶大な力を持つ灰色の男たち。

真実を知ったモモとその友だち。

この物語はどのように進んでいくのか。

まだまだ二転三転ありそうで面白い! 

 

 

続く

本記事で本書に対する書評は3記事目となりました。

物語が勢いを増して進んでいくような印象を受ける部分。

 

灰色の男たちの絶大な影響力を前に、モモたちはどのように対抗していくのでしょうか。

 

 

大人になると、児童書というだけで自分が読むジャンルではないなと勝手に思い込んでいましたが、物語・ストーリーということには変わりなく、史実に基づく物語や空想世界、幻想的なファンタジーな世界を描いた作品は世の中に多くあるということを、児童書のジャンルである本書を読むことで知ることが出来ました。

 

 

では。