どうも、くす太です。
先日の記事の続きです。
※本書の概要やキングコング西野亮廣さんの章などについて書いていますので、宜しければ先日の記事は以下よりご覧ください。
藤原和博さんの「僕たちは14歳までに何を学んだか」-学校では教えてくれない新時代の必須スキル-を読んで①〜キングコング西野亮廣さんの章〜 - くす太net
ではでは、今回の記事ではホリエモンこと堀江貴文さん、SHOWROOM代表の前田裕二さん、DMM会長の亀山敬司さんの章について書いていきます。
ホリエモンこと堀江貴文さんの章
実業家、投資家、オンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校、略してHIU」オーナー、ロケット開発、プログラマーなど、ライブドア代表時代から全く変わらぬ多動力の堀江貴文さん。(堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) | Twitter)
堀江さんは子ども時代をどのように過ごしていたのか。
対談のみで構成されていましたが、親の役割について堀江さんの考えが言及されていました。
親の役割
それは、親は子どもに対して見返りを求めないパトロンであり、子どもへの投資ではなく寄付をするということ。
子どものやりたいという意欲に対して支出を控えるのではなく、惜しみなくやりたいということに対して体験する機会を作る。
この部分を読んだ時に自分はどうかと考えましたが、なかなか全てのやりたいに応えられるほどの財源もなく、その中で出来ることはないかと考えるくらいしか出来ていないなと、ならどうやって子どものやりたいというものを経験、体験する機会を作れるかを考えなければならないと思いました。
子どもの可能性を拡げる為に、お金以外の方法はあるので、それを見つけ実行する必要があります。
SHOWROOM代表の前田裕二さんの章
最新刊「メモの魔力 The Magic of Memos」、前著書の「人生の勝算
」を出版されており、株式会社ニシノコンサル【Abemaビデオ】にもコンサルタントとして西野さんと一緒に参加されており、仮想ライブ空間であるSHOWROOM代表の前田裕二さん。(前田 裕二 / Yuji Maeda (@UGMD) | Twitter)
最近はテレビにもよく出演されており、一般的に使われているメモを超えた最強ツールである前田式メモ術の特徴である抽象化がクローズアップされています。
前田さんはどのような子ども時代を過ごしていたのか。
路上ライブでのPDCA
これまでの著書にも書かれていることではありますが、子ども時代の境遇から自分で生活費を稼ぐ為にしていたのが路上でのギターの弾き語り。
初めはオリジナルソングを歌うことでファンを作ろうと考えていましたが、なかなか立ち止まってくれる人はおらず。。
通行人の立場になって考えたところ、知らない子どもが知らない曲を歌っている、興味を持ってくれる人は少ないだろうという考えに至り、人気の曲を、しかも子どもが歌わないような昔の歌謡曲、懐メロを歌うことで興味を引き、少しずつ聞いてくれるファンを獲得されていきました。
この考えに至ったのも代名詞であるメモ魔が活躍しており、今でいうところのPDCAをメモを用いて子ども時代から行っていた凄さ。
脱帽です!
DMM会長の亀山敬司さんの章
知ったかぶりをして書くのも一つですが、知らないことは知らないと言う方が良いという考えなので、亀山さんについてはDMM会長であるということくらいしか知りません。
本書を読んだことで、亀山さんについて多少知ることが出来たわけですが、子育てに関するところに関心を持ちました。
どんなことにも良い面があれば悪い面もある
仕事にも言えることではありますが、エピソードとして、ご自身の子どもたちとモンゴルへ行かれた際に飼育している動物を食べ物にする流れを直接見せたとか。
現代ではどうのようにして食べ物が流通しているかがすごく見えにくく、当然に飼育する人たちがいて、飼育した結果、食べ物に加工(表現の是非についてはご容赦ください)しているんですが、それを知る機会がありません。
知っている方が良いことすらも現代は隠されているのか、分からないようにしているのか、知らない状態のままになっています。
どんなことであったとしても、見る角度を変えることで見えてくるものは変わってくる。子どもの時から知っているべきものだと思います。
高校の創設を考えている
現代の学校は昔のままで変化がなく、本書の中では藤原さんが「上質な普通」を作り出す上では効果的ですが、「根拠のない自信」を持った現状を開拓して革命を起こす人を作り出すには適していない環境。
実社会に出てから、学校で学んだ学問がそのまま使えないこともあり、亀山さんは実社会で学べて、社会に出て即戦力となれるような教育機関を考えられているようです。
堀江さんのゼロ高等学院と同じようなものだと認識していますが、子どもたちがやりたいこと、なりたい職業を、職人さんや本物の現場で触れて学ぶことが出来るといったもの。
直接、リアルに実感出来るというのは凄く、現実的に子どもたちはイメージ出来ると思います。
授業料の構想
奨学金。
中には返済不要のものだとかがあるようですが、だいたいが返済する必要がある、いわば借金のようなものが多く、就職した後に返済に苦しむといったことを聞きます。
すごく良い制度のようでそんなことはなく、優しくない社会だなと思わざるをえません。国の財源や実際の問題として簡単に解決できないのかもしれませんが。
対して亀山さんの構想としては、今の制度のような奨学金ではなく、同じように前払いするようなものではありますが、卒業し、就職した後、その年収に応じたパーセンテージを決めて返済してもらう。
無理のないパーセンテージを設定することで、卒業は出来て就職はしたけれど、返済で生活がままならない状態を防ぐことが出来る。
優しい社会が良いですね。
続く。。
3回に渡って書いている本書(僕たちは14歳までに何を学んだか 新時代の必須スキルの育み方)の記事。
共通しているように感じるのは、子ども時代に自分で遊びを作り出しているなというところ。
みんなが知っている、鬼ごっこや高鬼、かくれんぼ、といったものではなく、自分で新しくルールを作ることで先駆者になれる遊び。
自分が一番になる為にルールを作る人や、遊ぶものがないから自分で物を作りだして遊ぶ人、色んな世代や性別や境遇の人たちの集まりの中で生活する中で作られる遊びなど。
創造性、クリエイティブなところはこういうところから生まれるのでしょうか。
では、本書のメイン要素である「根拠のない自信」はどのように生まれ、育まれ、今を生きる重要なものへとなっていくのでしょうか。
では。