どうも、くす太です。
先日のことですが、長女と一緒に近所の公園へ。
おやつの時間を過ぎていた為、ほんまに多くの子どもたちが公園にいました。
年齢も様々で、未就園児・幼稚園児・低学年から高学年の小学生まで、幅広い層の子どもたちがいっぱい。
やっぱり年齢によって遊び方が違っており、年齢が上がれば上がるほど出来ることが増える為、遊び方も派手になっています。
まぁ上手いこと子ども同士で周りを見ながら遊んではいると思いますので、ぼんやりと子どもが遊んでいるのを眺めていますが。
そんな中!
突如!!
竹とんぼオジサン
が登場しました。
いきなりですが、そんな物語について書いていきます。
※竹とんぼオジサン自体は実際の話ですが、内容はフィクションまっしぐらです。
全力全開!竹とんぼオジサン
太陽が傾き、夜という時間になろうとしていた。
仕事の帰り道。
一人とぼとぼと歩いている。
最近、心の揺れ幅がないことに気付く。
笑うことも、泣くことも、怒ることもない。
ただただ毎日が同じように過ぎていく。
正直なところ、1日1日がどんな風に過ぎ去っているのかも分からない。
こんな毎日が続くんだろうか。
そう思っていた。
そんな日々だった。
でも、突然それは終わりを告げた。
終わりを迎えた原因。
それは、ものすごく単純なものだった。
いや、テレビで観たものだから、単なるものではないのかもしれない。
受動的なものであるテレビから、能動的に変化させてくれたもの。
それは、、、
ドラえもんに出てくる『タケコプター』。
空を飛びたいと、ドラゴンボールに出てくる舞空術に恋い焦がれた時期もあったが、未来のロボットが持ってきた未来の道具。
これにも心躍らされていた自分がいたことに気付けた。
自分自身が飛べる、ということはないが、
気持ちが、
心が、
空を舞い、自由に羽ばたけることに気付いた。
固まってしまっていたのは自分の思い込みであり、誰でも、全ての人が自由なんだ。
心が解放された俺は、変身してみた。
少し、いや、少しどころの騒ぎではないが、めちゃくちゃ恥ずかしかったが、
竹とんぼオジサン
に変身した。
なんてことのないただのオジサン。
でも、自分で作った簡単な竹とんぼ。
こんな竹とんぼでも飛ぶということが直感的に誰でも分かる。
竹とんぼを自分の力で飛ばすことで、自分も飛ぶことが出来るんだと気付くことが出来る。
それからは、
笑ったり、
泣いたり、
怒ったり、
何年も忘れていた【心】が帰ってきたようで、自分が自分であるということを実感できる日々。
仕事帰り、休みの日、時間があれば少しでもいいから、公園へ行き、手作りの竹とんぼを子どもたちに配って回る。
初めは変なオジサンに見られていたけれど、すぐに子どもたちの方から寄ってきてくれるようになった。
竹とんぼを持っていなくても、色んな話をするようになり、知らない間に小さな町の名物オジサンと言ってくれる人たちも。
本当に何もないオジサンだけど、
竹とんぼを作って話を聞いたりするくらいだけど、
こういった世界って楽しいし、拡がってほしい。
いや、ちがうな。
自分が拡げていこう。
おしまい。
※完全なるフィクションなので悪しからず。
<PS>
実際の竹とんぼオジサンは、そろそろ帰ろ~かなと考えていたところに、ふっと目の前に現れ、丸太風のベンチに座り込み、なにやろブツブツ言っていました。
正直なところ、変な人かなと思いましたが、よくよく言っていることを聞いてみると、
「おいで、おいで~」
と言っています。
鳩が歩いていた為、初めは鳩に言っているんだろうと思っていましたが、違いました。
遊びまわっている子どもたちに声をかけていたのです。
さらに、そのオジサンを見ていると、タイトル通りに
竹とんぼ~~~~~
※ストローと牛乳パックで自作。
をたくさん持っていました。
登場したては若干みんな引き気味でしたが、竹とんぼオジサンはひるむことなく、竹とんぼを飛ばしてはどんどん声かけをしていました。
すると、すごいことにあっという間に竹とんぼオジサンの周囲を子どもたちが取り囲んで、端から見たらめっちゃ人気者が来ている、みたいな感じに。
帰る時間だったので人だかりが出来た状態で帰ってしまいましたが、一昔前ならよくあったようなこの風景も、最近では子どもたちに声をかけるだけで不審者扱い。
実際に変な人、不審者目撃情報が寄せられることもありますし、事件の発生数も多くなっている為、仕方ない面もありますし、なかなか子どもだけで公園には行かせられないというのが親としての感覚でもあります。
地域の交流がほとんどない時代を過ぎて、コミュニティが重要視される時代。
いかにコミュニティを形成出来るか。