どうも、くす太です。
2016年に劇場公開され、大ヒットとなった庵野監督の映画「シン・ゴジラ」を、2017年11月12日の地上波初放送で初めて鑑賞しました。
コアなファンではないですが、以前のゴジラシリーズも好きだった為、ものすごく楽しみにしながら映画を見ましたが、
面白い!
と思える作品でした。
キングコング西野さんが2016年の独演会のネタで「シン・ゴジラ」は会議室のシーンばっかりだと言っていましたが、その確認も含めての鑑賞でもありました。
それでは、映画「シン・ゴジラ」の感想を書いていきます。(当然ネタバレなので、今後観ようと思っている方などはご注意下さい)
映画の概要
過去のゴジラはシリーズものとなっており、1954年の第1作に始まり、怪獣対戦なども入れると、
なんと29作品
もあるらしいです。(日本版に限り)
本作品「シン・ゴジラ」は2016年に劇場公開され、興行収入82.5億円、日本だけではなく海外でも公開された庵野秀明監督の大ヒット映画。(上映時間119分)
前作から12年ぶりに映画化されたのが本作品です。
見どころ
観てみて流行った理由が分かった気がしました。
今まで観たことのあるゴジラとは少し違っていて(ゴジラ映画の最初を知らないだけかも)、怪獣ど迫力バトルといったものではなく、人類(主に日本人)の叡智を総動員してのゴジラとの大バトル。
始まってすぐは、正直この映画にゴジラはいつ出てくるんだろうとか、こっからどうやって展開するんだろうと、本当に面白いのかを疑っていましたが、結局のところ、面白かったです。
見どころと感じた部分をご紹介していきます。
エヴァ感がすごい!
「シン・ゴジラ」の監督が庵野秀明さんということで、言わずと知れた「エヴァンゲリオン」の監督でもあります。
「エヴァンゲリオン」世代やエヴァ好きの人はすぐに気付きますが、エヴァ感がこの「シン・ゴジラ」はスゴイんです!
映像のカットもですし、音楽が特にエヴァ感満載で、嫌が応にも使徒襲来をイメージしてしまいます。
でもそれが悪い方向に作用しておらず、良い方向に作用しています。
観ていて楽しい気持ちになってきます。
一回しか観ていませんので、まだまだ見落としているところや気付いていないところがあるかもしれませんが、エヴァミュージックをアレンジして何度も使用しており、それ上手くゴジラの破壊力と人間の叡智がマッチしている状態です。
また、ゴジラを倒す為の作戦名もあるんですが、それがまさにエヴァという感じ。
庵野監督だからこそのゴジラ、まさに「シン・ゴジラ」です。
ゴジラの凄さ
ネタバレがすごいので観ていない方は飛ばして下さい。
ゴジラが最初に出てきた時、正直ゴジラとは気付きませんでした。
むしろ、この怪獣を倒す為にゴジラが現れるのかなと思って観ていました。(迫力はありましたが、何よりも巨大でしたが、それにしてもチープな感じは否めませんでした。
それほどまでにゴジラという怪獣に対して抱いているイメージが確立されたものであったということですかね。
「誰やこいつ!!?」
と思わんばかりの初登場では、障害物を全く気にせずに突き進む生物であり、途中で突然進化とも取れる変化の兆しが現れ、自身の異常さに気付いたゴジラは一旦雲隠れ。
次に現れた時にはイメージ通りのゴジラに変化しており、そこからの莫大なエネルギーの生成や放出など、とびっきりのイケイケな怪獣具合。
めちゃめちゃ子ども心を刺激される映像です。
最後の最後のシーンも意味深過ぎて、恐ろしさがかなりありましたが、
「こりゃ続編あるな。」
と内心感じています。
列車戦隊トッキュージャー?
クライマックスにどんどん突き進んでいく場面であり、次々と人類の叡智を寄せ集めた作戦がハマり、ゴジラを追い詰めていくところで登場するのが、簡単にいうと列車爆弾!
観た瞬間に「トッキュージャー」のトッキューダイオウを連想させるシーン。(日曜朝8時30分から放送していた列車戦隊トッキュージャーを観ていた人は共感してもらえると思います!!)
1台とかのレベルじゃなくて何台も突撃してはゴジラにぶつかり大爆発。
無人新幹線爆弾に、無人在来線爆弾。
迫力のある、個人的には懐かしさのある見どころシーンでした。
残念なところ
間延びさせている感じが否めませんでした。
まぁずーーっとゴジラが出て暴れて人類が抵抗してを2時間以上繰り返される方が退屈なのかもしれませんが。
ゴジラが初登場して、日本を蹂躙していくシーンは本当に引き込まれる映像で、一旦ゴジラが海に帰って、その間に人類はどう対抗するか、そもそも対抗出来るのか、再襲来した時の対策、倒す方法はあるのか、などといったことを考え尽くすんですが、そこがあまり上手くないというか、一番間延びしているなと感じたところです。
ついでに言ってしまうと、地上波がゆえに仕方がないことですが、CMが邪魔で邪魔で。
これも間延びしていると感じた原因かもしれません。
やっぱり映画は当然、CMなしの休憩なしであるべきですね。
まとめ
決して短い映画ではない為、間延び感は少しありましたが、それを差し引いたとしても十分見どころもある面白い映画でした。
これならば口コミでどんどんと広がって興味を元に観る人たちが増えてヒットした理由も分かります。
また、以前のゴジラシリーズとは少し違った部分、一番はエヴァ感ですが、異なる面白さにも満足出来ました。
まだ観ていない方は一見の価値ありの作品です。
では。
<PS>
久しぶりにしっかりと観た映画でしたが、時間は取られるけれど、
いいもんだなぁ
と感じました。
常日頃、動きまくっているわけではありませんが、最近は、本を読んだりブログを書いたり動画を見たりと、まとまった時間を取って映画を観ることはありませんでした。
普段とは違うことをたまにしてみることで、気分転換にもなり、体も頭もリラックス出来ることを発見しました。
一つのことに縛られずに多くのことに関わり、その多くのことを繋げていく。
これって多動力にも繋がるのかなと思いつつ、日々は過ぎていくのです。