どうも、くす太です。
キングコング西野亮廣さんの新書「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」も素晴らしいですが、合わせて尾原和啓さんの「モチベーション革命」も素晴らし過ぎる!
是非ともご一読頂きたい!
ということで、西野亮廣さんのオススメの一冊である、
尾原和啓さんの
「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)」
を読みました。
本書の編集者は、西野さんと同様に飛ぶ鳥を落とす勢いの箕輪厚介さん。
とにかくにも良書です。
世代間のギャップが浮き彫りとなり、その対策までもが本書から導き出すことが出来ます。
こんなにも人々のモチベーションについて言葉に正確に表しているのは読んだことがありませんでした。
また、時代の激流ともいうべき変化が目まぐるしく起こる現代において、どのように行動していかなければいけないのか、これも核心を突いた内容になっています。
若い世代だけではなく、上の世代、全ての世代のビジネスマンにオススメしたい一冊です。
それでは、
尾原和啓さんの
「モチベーション革命~稼ぐために働きたくない世代の解体書~」
をご紹介していきます。
本書の概要
著者は尾原和啓(おばらかずひろ)さん。
マッキンゼーにリクルート、Google、などなど、数々の最前線企業で活躍し、現在ではインドネシア・バリ島に住まいを移し、グローバルに躍動されている方です。
本書は若い世代とその親世代とのギャップ、
「仕事をする・働く」
ということに対する認識違い、モチベーションの違いについて明確に、且つ適確な言葉で表現しきっています。
目からウロコです。
ここまで明確に表現されているのは初めてです。
しかも若い世代にも、その親世代にも寄り添った形で書き進められています。
さらに本書では、10年、20年以上の先の社会ではなく、近い将来において活動すべき組織のあり方や、若い世代がいかにして輝いていくべきかが記されています。
若い世代の人たちには絶対オススメ出来る一冊であり、その親世代にも、これからの時代を輝かしいものにする為にもオススメしたい一冊です。
※本書の構成は、
はじめに、第1章(「乾けない世代」とは何か?)、第2章(偏愛こそが人間の価値になる)、第3章(異なる「強み」を掛け算する最強チームの作り方)、第4章(個人の働き方)、おわりに
となっています。
本書から学んだこと
自分自身が何に「生きがい」を感じるか。
昭和50年代後半生まれの為、もう若者とは違うかもしれませんが、仕事に対するモチベーションをなかなか上げることが出来ません。
そんな中で、最近のヒット作には「好きなことを仕事にする方法」について書かれているものが多く、好きなことに対する定義や見方を変える考え方を与えられ、仕事に対する捉え方が変わりつつあります。
本書においても、これまでの名著と同様に学ぶべきものがたくさんありましたので、少しばかり紹介していきます。
人は自分に有ることが難しいものに感謝する(第2章)
「ありがとう」という言葉は、「有り難い」という思いを抱いた時に発するもの。
※「有り難い」というのは、有るのが難しいというものだから、それを提供してくるものに対して感謝の言葉である「ありがとう」=有り難う、という言葉が生まれます。
人がお金を払うというものの中には、自分にはないものだからというものもあり、また、そこに行けば、その人であれば、自分にないものを得られるからといったものがあります。
その考え方が正しく表させれているのが
「ありがとう」
という感謝の言葉。
自分の好きなこと、得意なことが、他の人にとってないものであるならば、感謝されてマネタイズも可能になっていくということが書かれています。
ストレングス・ファインダー(第3章)
最近twitterでよく見るようになった「ストレングス・ファインダー」という言葉。
アラフォーに突入した自分を振り返ってみると、今まで自己分析というものを真剣にしたことがありません。
就職活動の時も特にすることはなく、面倒!という思いのままに、適正か否かは自分の感覚値で判断していました。
学生でアルバイトも軽くしていた為、自分自身のことを理解出来るような局面はほとんどない状態でしたが、そのまま今に至っています。
ですが、これからの時代は自分の好き・没頭出来ることが価値を生み出すものとなり、そうでなけれな輝けない時代です。
そんな時代だからこそ、今だから余計に、自分自身を知る為の作業が重要なものになってきます。
そこで紹介されているのが
ストレングス・ファインダー
です。
書籍を購入して、その特典で実施する方法もあれば、自分が必要と思う項目だけを対象に有償で実施するか、などの方法があるようです。
私個人としては、書籍を読むのは好きですし、この「ストレングス・ファインダー」というものを分析というか掘り下げたいという思いがありますので、書籍を購入するつもりです。
ストレングス・ファインダーを実施した場合は、結果や詳細について記事化なりtwitterなりで報告したいと思います。
ライスワークとライフワーク(第4章)
お金を稼いで生活する為の仕事を「ライスワーク」。
好きなことを仕事として生活することを「ライフワーク」。
こんな風なイメージを持っていますが、ほとんどの人が「ライスワーク」の方に属していると思います。
かくいう私もライスワークの一人ですが、これからの時代はライフワークが重要になってくるとされていますし、働く時間が1日の、一生の大半であることを考えると、確実に「ライフワーク」であることが望ましいというのは誰でも分かることかと思います。
本書では、ライフワークをどのように増やしていくか、ということで増やし方について言及されています。
いきなり「ライフワーク」スタイルに舵取り出来る人もいるかと思いますが、様々なビジネス本が出版されてはヒットを繰り返している現在を考えると、思い切った行動を取れない人が大多数であるという事実が伺えます。
本業のライスワーク終わりのアフタータイムでライフワークに取り組み、少しずつ時間をかけて、ライフワークを増やしていく。
ゆっくりとした歩みにはなりますが、それでも着実な一歩、変化が生まれます。
動きが鈍い人間には最適な導入方法と感じます。
好きなことに没頭すると得意なことになり、それが価値あるものになってマネタイズされ、結果として世界に求められているものになっている。
そして、これが生きがいになっていく。
素晴らしい人生の始まりです。
まとめ
今を生きる若い世代の人たち。
私自身もその一員と思っていますが、若い世代にとって仕事に対して情熱を捧げるのがなかなか難しいというのが、多くの人に共通することだと思います。
本書では、ものやサービスに溢れた現代の若者は
「ないものがない世代、いわゆる乾けない世代」
と定義しています。
そうすることで見えてくる世代間のギャップ。
可視化されたギャップから、各世代が取り組みべき課題やその具体的行動が本書には記されています。
仕事に対するモチベーションを保てない若い世代にも、そんな若い世代が理解不能と思っているその親世代にも、本書は道を照らしてくれています。
これからの社会を担う若い世代の人たち、
特に働くことに対する意欲がない、時間を避けたくないといったことを思っており、くすぶっている人たちには本書をいち早く読んで頂きたい。
ロボットやAI(人工知能)が社会に確実に、且つ猛スピードで進出し、様々な仕事が置き換えられることがほぼ確実な未来に、私たちがどのように考えて行動していくべきかが記された、
尾原和啓さんの
「モチベーション革命~稼ぐために働きたくない世代の解体書~」
は全ての世代にオススメの一冊です。
では。
<PS>
それにしても、堀江貴文さんの「多動力 (NewsPicks Book)」、前田裕二さんの「人生の勝算 (NewsPicks Book)」など、ヒット作を生み出し続け、さらには自分自身のオンラインサロンをも作り出し、空前絶後の大躍進中である、幻冬舎の編集者【箕輪厚介】さんって凄過ぎでしょ。
ここまで編集者が脚光を浴びることはこれまでなかったように思いますが、堀江貴文さんが絶賛するくらいの圧倒的努力をされていると考えると、凄いという一言で片付けてしまうのは非常に失礼なこと。
本書においても、重要ワードである「乾けない世代」を生み出し、ビジネス本・自己啓発本の良書を作り出されています。
そろそろ、あの人スゲ〜、この人素晴らしい〜、で終わらずに、自分も行動しなければ!