どうも、くす太です。
今回もまた、
ぶっちぎりの勢いで突き進む
キングコング西野亮廣さんがオススメする本
を読みました。
この本で得た最大のもの。
それは
「好きなこと」という概念が変わった
というものです。
本当に、劇的に変わりました。
本書の第1章、いや、プロローグを読むだけでも、ものすごく前向きに物事を考えられるようになります。
しかも、若者向けということもなく、会社内における中堅やベテランといった立場の人にもオススメ出来る一冊です。
それでは、
角田陽一郎さんの
「好きなことだけやって生きていく」という提案
をご紹介していきます。
本書の概要
著者は角田陽一郎さん。
テレビ業界において数々の人気番組を担当されていた方であり、現在は様々な分野でバラエティ思考を用いて活躍されています。
※担当されていた人気番組の一例として、
さんまのスーパーからくりTV、
中居正広の金曜日のスマたちへ、
などがあります。
主にテレビやエンタメ業界で活躍されている角田さんが、これからの時代を生き抜くには「好きなこと」を仕事にしなければいけないとし、これだけであれば至る所で最近言われていますが、本書では他とは一味違う「好きなこと」という考え方についても書かれています。
好きなことを仕事に!
ということを考えると、まず初めに思い浮かぶのが「夢」を仕事に、という発想。
けれども「夢」というのは非常にハードルが高く、私を含めて、夢がない、好きなことがない、という方が非常に多いと思います。
ですが、本書では、一番の問題点である「好きなこと」という事柄に対する考え方を一変させるロジック最初から出てきます!
読み始めであるプロローグと同時にぐっと引き込まれていく一冊です。
※本書の構成は、
プロローグ、第1章(「好きなこと」を増やすだけで、あなたの人生は大きく変わる)、第2章(新しいアイデアは、必ず「好きなこと」の中から生まれる)、第3章(伝え方一つで、「ダメ」なアイデアも「いい」アイデアに変わる)、第4章(「うまくいかないときにどうするか」が、好きなことをし続けられるかを決める)、エピローグ
となっています。
「好きなこと」という概念が変わる
プロローグからかなりぐっと来ます。
その理由は「好きなこと」という概念が変わるからです。
まさに一変します。
「好きなこと」と言われると、すごく大それたことのように思え、仕事をする上では嫌なことが大半を占めており、そんな状況下で好きなことを仕事になんて出来ないと思ってしまいがちですが、
本書を読めばそれが一変します。
なぜ一変するか。
それは「好きなこと」というものを「夢」といったスケールの大きなもので考えるのではなく、
「好きなこと」というのは、
様々なことに対して興味を持ち、面白がって、さらに探究心を持って関心ごとを深く知っていくことで、好きなことに昇華させていくというもの。
つまり
「好きなこと」というのは増やしていくことができ、増えれば増えるだけ、仕事にしていくことが出来るようになるのです。
「好きなこと」に対して考えれば考えるほど、それを仕事になんて出来ないと考えていましたが、
本書を読んでからは、
ものごとに対する自分の捉え方、関わり方次第でいくらでも興味を持って好きなことにしていけるんだ
となりました。
響いた言葉
プロローグから絶賛の本書ですが、各章における響いた言葉を一つずつ紹介していきます。
第1章(「好きなこと」を増やすだけで、あなたの人生は大きく変わる)
人は知らないものを「好き」にはなれない。気になることを「検索」するだけで、「好きなこと」は自然に増えていく
※本書より引用
未知なものっていうのは結局は未知なままで、好きというレベルには到達しません。
「良さそう」
「楽しそう」
「面白そう」
が限界。
好きになるには知ることが大事で、一番は体験することが大事。
他人の体験談も参考にはなりますが、それはあくまでも他人の体験であり、他人の価値観に基づきます。
いつだって人は自分そのものだから、自分が体験することで、好き嫌いが分かるようになります。
まずは行動を起こして体験しないといけませんね。
第2章(新しいアイデアは、必ず「好きなこと」の中から生まれる)
すでにあるものと「好きなこと」を組み合わせる。新しいアイデアは、そこから無限に生まれる
※本書より引用
堀江貴文さんの書籍でも書かれていましたが、全くの「0」から真新しいものを作るのは非常にハードルが高く、人々に支持されるかも分かりません。
ましてや情報革命が起こっている現代では、ありとあらゆる情報がスマホ一つで誰でも確認することが出来ます。
また、成功している人や事業、ヒット製品には、それぞれにヒットする理由があります。
このヒットに隠された、共通する理由を探り、既存のもの同士を組み合わせることで、ありそうでなかったけれども欲しかったものやサービスを生み出すことが出来ます。
真新しいものばかりを追い求めずに、既知同士の組み合わせも重要です。
第3章(伝え方一つで、「ダメ」なアイデアも「いい」アイデアに変わる)
人の評価の8割は第一印象で決まる。会話の評価の8割は第一声で決まる
※本書より引用
第一印象は大事であり、後から改善していくことは出来ますが、大きなエネルギーが必要になってしまいます。
第一印象が良ければ不要であったエネルギー。
このエネルギーがあればもっと他に活かせたはず。
こういった無駄をなくす為にも、効率的に行動する為にも、第一印象は重要です。
この第一印象に大きく影響するとされるのが、第一声。
話し声、話し方というのは大事だとは思っていましたが、まさか第一声がこの割合を占めているとは思いませんでした。
無意識的に実際には第一声で他人の印象を決めているところはありますが、本書で改めて考えさせられました。
第一声は声がこもりがちに、且つ、小さくなりやすいと思いますので、直していかなければいけないですね。
第4章(「うまくいかないときにどうするか」が、好きなことをし続けられるかを決める)
企業より個人の方が信頼される時代。SNSをうまく使って自分の価値を高める
※本書より引用
twitterやFacebookを見ていて、つくづく感じますが、本当に個人で情報発信している人が増えています。
これまで私が知らなかっただけかもしれませんが、Facebookは匿名とか愛称ではなく、実名登録が原則の為、実名で本人の写真が掲載されていることが多いですが、twitterは実名登録の必要がありません
それでも実名で登録し、尚且つ、個人を識別出来る写真がアイコンなどで使用されています。
世の中の常識が変わったというか、以前はこんなことって有名人か変わった一部の一般人だけ、みたいな印象でしたが、今では個人を特定出来る情報を自分から提供しています。
けれども、個人情報をあげている人たちの発信している情報に対して抱くイメージは、以前よりも信憑性や信頼度が確実に上がっています。
嘘っぽくないというかネットだからこそ信じられるみたいなものがあります。
まぁ、明らかに嘘やビジネス目線だけのものがありますので、全てが信じられるわけではないですが、それでも以前との変化は歴然です。
テレビや雑誌から情報が拡散されるよりも、ネットから、一番はSNSから情報が拡散されていくのが圧倒的に増えており、影響力もその効果も目に見えて違っています。
新しい革命が起きない限りは今の状態が続いて、もっと普及した世の中になっていくと思います。
今に対応出来なければ次の世界でも取り残されてしまいます。
今からでも遅くはありませんので、まだネットに対して恐怖心などがあって一歩踏み出せていない人は、まずは個人情報を提供しないレベルで、SNSを利用することをオススメします。
まとめ
様々な場面で頻繁に目にするように、耳に届くようになった「好きなことを仕事に」という言葉ですが、なかなかリアルに実践出来ないのが現状といった方々が非常に多いと思います。
私自身もそうであり、好きなことだけを仕事にしたいと思いつつも、そもそも好きなことって何だろうとも思ってしまう始末。
そんな人たちが多くいる中で、本書は他の書籍とは少し違った切り口で読者を引き込んでいきます。
堀江貴文さんにキングコング西野亮廣さん、はあちゅうさんなど、本当に多くの人がこれからの社会では好きなことを仕事にしないと生きていけないと言われています。
似たようなタイトルの書籍が多く出版されている中で、
「好きなこと」の見つけ方というか考え方を一変させてくれたのは本書のみ。
これからだと言わんばかりに若者向けの書籍が多く見られますが、
本書は会社内では中堅やベテランと言われる人たちにも是非オススメしたい内容となっています。
今からでも考え方や物事の見方の角度を変えるだけで、「好きなこと」に昇華させていくことが出来る。
人工知能が発達し、あらゆる仕事が機械化されていくことが予想される近い将来で、パワー溢れる楽しいビジネスマン人生を謳歌する為にも、本書、
角田陽一郎さんの
「好きなことだけやって生きていく」という提案
を読まれてはいかがでしょうか。
では。
<PS>
本ブログは雑記ブログであり、本業のマンション管理のことよりも書評が多くあります。
日常的にふと思うことや、目に留まる風景を残していくことを目的として、新たにブログを作りました。
新しいブログ、
それは
くす太のフォトップエム~写真と拙い言葉たち~
(http://kusutanet.hatenadiary.jp/)
です。
少しずつ更新しながら、写真や詩についても興味を持っていこうと思います。
お時間がありましたら一度拝見ください。