どうも、くす太です。
キングコング西野亮廣さんのオススメ本として、本書の帯にもコメントが載っておりますが、
読み始めてすぐに感じたことは、
もっと若い時に出会いたかった!!
正直なところ、やりたいことも特になく、自慢でもなんでもなくて、ある程度のことは努力しなくてもそれなりに成果が出ていますし、とりあえず会社に就職して、給料や福利厚生のみで転職し、今では空虚な状態で仕事タイムを過ごしていました。
この本にもっと早く出会えていれば、将来目指すべき自分をもっとイメージしながら、今を生きることが出来たのではないかと思います。
なので、
この本を是非ともオススメしたいのは同世代の人たちではなく、
10代の若者、特に中学3年生や高校1年生のような若者
にオススメしたい。
そんな若者に激オススメであり、
今、常識をぶっちぎって突き進む絶大に信頼のあるキングコング西野亮廣さんもオススメする
藤原和博さんの
「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」
をご紹介していきます。
本書の概要
著者は藤原和博さん。
元リクルートの方で、民間中学校の校長も務めたことがある方。
藤原さんを知ったのはキングコング西野さんと共演していたネットの番組。
一般の学生さんに授業をするものであり、夏休みの宿題として、キングコング西野さんが、各自クラウドファンディングをすることが課題にされていました。
藤原さんの授業は非常に分かりやすく、これからの時代に必要なものを、これからの若者に伝えていました。
本書内でも書かれていますが、外見はさだまさしさん似。(さだまさしオフィシャルサイト)
確かに似ている、、、
一度皆さんも見てみて下さい。
この辺りもビジネスで使用しておられます。
本書では、世の中のレアな人材になる為の条件が、タイプ別でそれぞれ具体的に説明されています。
このレア人材というのが、めちゃくちゃ希少価値の高いレアではなく、100人に1人という「1%」の人材になるというもの。
数万人に1人とかのレベルになってしまうと、
「いやいやハードル高いわぁ〜」
となってしまいますが、ここでは1%のレア人材。
この1%のレア人材を掛け合わせることで、めちゃくちゃ希少価値の高いレア人材になる方法も書かれています。
本当に読みがいのある本書(藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)です。
※本書の構成は、
はじめに、序章(すべての人に共通する3つの条件)、第1章(Aタイプ、経済的価値×権力志向[社長タイプ])、第2章(Bタイプ、経済的価値×プロ志向[自営業タイプ])、第3章(Cタイプ、経済以外の価値×権力志向[公務員タイプ])、第4章(Dタイプ、
経済以外の価値×プロ志向[研究者タイプ])、おわりに
となっています。
タイプ別に響いた言葉
どのタイプのレア人材を目指すかによって参考にする部分が変わってきますが、それでも各タイプに響くものが散りばめられています。
目指すタイプが違うから関係ないというのではなく、仕事をする限りは共通して重要なことばかりです。
タイプ別に入る前の前提3条件(パチンコ、ケータイゲーム、読書週間)があり、いずれの条件に対する理由も納得いくものばかりで、これからのことを考えるならクリアしていて当たり前という感じです。
次に各タイプで1番響いた言葉たちを紹介していきます。(読んだ人には分かりやすい内容ですが、読んでいない人には分かりにくい部分もあります)
Aタイプ、経済的価値×権力志向[社長タイプ]
私たちの能力は置かれた環境によって影響され、自己啓発による成長には限界がある
※本書から引用
という文章。
今までは自分のいる環境ではなく、いかに自分が努力して行動し続けられるかが鍵だと思っていました。
けれども、この社長タイプでは、環境、つまりは配属先や任されている仕事などによって成長率が変わってしまうということ。
社長タイプだけのものではなく、他の自己啓発本においても、付き合う相手だとか上司などによって自分の浪費させられてしまうこともあり、自らが目指すべき人や階層に身を置く重要性が書かれていたりします。
「類は友を呼ぶ」的なことでしょうか。
特に一つの会社でのし上がっていく為には、配属先などに対しても自分の意思表示が大事ですね。(仕事が出来ていないのに配属先について発言すると、ただの文句ととられてしまう為、発言にはご注意下さい)
Bタイプ、経済的価値×プロ志向[自営業タイプ]
時間にルーズな人間とは付き合わない
※本書から引用
という文章。
一人一人に平等に与えられているものとして、絶対的なもので「時間」が挙げられます。
この「時間」にルーズな場合、自分の時間だけでなく他人の時間も浪費していることになります。
時間にルーズな人間と仕事をすると、イメージ通りの進捗が望めず、思い描く成果も達成出来ません。
ましてや時間にルーズな人間に、仕事が出来る人はいないと思います。
自分ごととして考えると、そんな人に何かを任せたいとは思いません。皆さんもそうではないでしょうか。
会議や接待などで無駄に時間を浪費するのと同様、時間にルーズな人間と付き合うことによる時間の浪費は避けなければなりません。
Cタイプ、経済以外の価値×権力志向[公務員タイプ]
自分を高値で売らずに安売りする
※本書から引用
という文章。
これはどうしたら信頼してもらえるか、信用を得ることが出来るかについて書かれており、
人は
損得勘定に厳しい人のことは信じ難く頼りにくいと感じるものであり、
無報酬で動くボランティア精神のある人は信用しやすい
といった一面を表しています。
キングコング西野さんが最近頻繁に発信している信用を得ることの重要性が本書でも明確に書かれており、「ギブアンドテイク」の時代から「ギブギブギブ」が価値を生む時代に変化しているのが分かります。(本書では信用という表現ではなく、信任・クレジットと表現されています)
見返りばかりを求めずに、どのタイプを目指す上でも、「信用を得る」という意識付けは非常に重要だと感じます。
Dタイプ、経済以外の価値×プロ志向[研究者タイプ]
一生を捧げてもいいと思えるほど好きなものがあるか
※本書から引用
という文章。
自分自身としてはここまでのめり込めるような一つのことというのはない為、目指さない、目指すことが出来ないタイプの人種ではありますが、一つのことを突き詰めたいという人には非常に為になる内容が書かれています。
まずは一生を捧げたいと思えるものやことがあるかどうか。
それがあれば、されに対する熱量を常に沸点に持っていき、冷めることのないマグマのごとく進んでいくのみですね。
ただ、突き進む為の環境整備などは非常に大事なことなので、本書はすごく参考になることが盛り込まれています。
10代の若者にオススメな理由
とにかくにも自分自身が、若い時にこの本に出会いたいと思ったから。
これが、
10代の若者にオススメする理由です。
なぜ出会いたいと思ったか。
これは本音になりますが、30代になるまで仕事に対する将来などは考えたことがありませんでした。
やりたい仕事もありませんし、続けていきたいと思える仕事もなく、ただ毎日を就職している会社で作業をこなす毎日。
何かに手を抜くことはなく、望まれる結果以上のものは自分の価値観として、成果としてあげてきたつもりです。
それでも仕事に希望を持っていたわけではなく、漫然と空虚な中を進むだけで、将来に対する漠然とした不安だけを抱いていました。
この本では、ビジネスマンとして生きる人の将来像やそこまでのプロセス、条件が明確に記されています。
これを知って意識しながら仕事をするのとしないのとでは大きな差があります。
なるべく若いうちから、やりたいことが見つかっていなくても、この本に書かれていることを意識して、将来へのイメージ、ビジョンを持って日々を過ごすことで、やりたいことを見つけた時、出会えた時に、絶対的な差が他の人との間には生まれます。
若者とはいえない年齢の人にもオススメの本書ではありますが、やはり10代半ばのような若い人たちに圧倒的にオススメしたい本です。
まとめ
人工知能(AI)革命や発展途上国からの人材流入により、日本における単純労働や肉体労働、ひいては知識労働すらも、日本人の雇用機会は減ると考えられており、雇用機会があったとしても薄給となることが予想されています。
そんな世の中で生き残るというか、楽しく人生を謳歌していく為にも、レア人材化する必要が迫られています。
本書はいかにレアな人材になっていくか、
目指すべき将来像をタイプ別に分類し、それぞれに何が必要かを具体的に記してくれています。
簡単なことではないけれど、決して出来ないことは書かれていません。
さらには、
一つのことに1万時間費やすことでレアな人材に、さらにもう一つ足すことでもっとレアな人材に、ダメ押しでもう一つ足すことで絶対的なレア人材へとなっていけます。
読み進めれば虜になること間違いなしの本書。
是非ともお手に取ってみてはいかがでしょうか。
では。
<PS>
この本をオススメしているキングコング西野亮廣さん。
最近では本当に多くのビジネスアイデアを打ち出し、実際に形にしています。
劇的に忙しいスケジュールとは思いますが、楽しそうという印象しか抱きません。
理想とするビジネスマンという人の生き様といった感じです。
これからの世の中は、今までの常識では通用しにくいものとなり、より楽しく行動出来る人が活躍していきます。
仕事をこなせればOK!!
というようなことはなくなり、いかに自分がしたいこと、好きなことを情熱をもって取り組み、努力して行動していくことが出来るか。
自分が信じる楽しいことを突き詰めていくことが出来れば、世の中でレアな人材になれると思います。
レア人材なんて思っている以上にいません。
好きなことを、
突き詰めて突き詰めて突き詰めて
いける人なんてそういないからです。
簡単なようで非常に難しいことではありますが、そんな時代になり、取り残されないようにしないといけませんね。