どうも、くす太です。
訪問依頼をしていないにも関わらず、当然のように呼び鈴を鳴らし、営業する為に自分の意思で家の外に出てきたように仕向ける訪問販売員。
外に出てくるように仕向ける文句はだいたい同じで
「この地域で〇〇工事をしてまして、お住まいの皆様へ説明に回っています。出てきて頂いて宜しいでしょうか?」
またかと思いつつ、インターホン越しに断っていますが、さすがに同じ人が何度も来るといい思いは一切せず。(回っている人たちも自分の意思ではなく、会社にやらされている可能性も非常に高いですが、なにせイライラする)
これまでの違法行為や詐欺まがいの営業、実際の事件などから訪問販売に対する規制は一段と厳しくなっており、消費者保護が進んでいる中で、対策を練って会社ぐるみで訪問販売を続けているのでしょうが、変わらない傲慢さに募る苛立ちを抑える意味も含めて、本記事を書いていきます。
訪問販売とは
消費者が店舗やインターネットを通じて自らの意思で購入を決意し行動するのではなく、販売業者の社員が各家庭や企業などを回って営業を行い、自分の商品やサービスを販売することを訪問販売といいます。
この訪問販売は本当に昔からある営業方法ですが、昔から社会的に問題視もされているものです。
販売員の強引な営業活動や脅迫にも似た押し売り、消費者側の意志の弱さや無知に付け込んだ問題行動により、たびたびニュースなどで事件として報道されています。
過去に何度も問題が発生する中で、法的な規制もかけられていますが未だに訪問販売はなくならないばかりか、被害者も増え続けているといった状況です。
よくある訪問販売
これまでにたくさんの訪問販売業者が生まれては消えを繰り返し、本当に多くの被害者が生まれている中で、最近よくある訪問販売の種類を少し挙げたいと思います。
※以前はフランスベットなどの寝具や鍋などの調理器具も訪問販売で売られていました。
太陽光発電
東日本大震災による電力不足の影響などもあり、また、売電や発電分の自己消費によるランニングコストの削減などを営業文句として世間一般に普及していった太陽光発電。
個人的にはもうオワコンというか、売電価格の低下や設備導入時のコストや修繕に更新など、収支が合わないと感じています。
また、設置位置が屋上・屋根という場所。戸建ての屋根を想像するとだいたいが傾斜地の為、維持管理が困難。
素晴らしい営業トークをされても利益保証がないと乗れない投資対象です。
リフォーム工事
定番のトークとしては「近くのお家でリフォーム工事中です。もし宜しければご検討いかがですか。」的なもの。
この営業トークで共通するのは、ほとんどの場合でリフォーム工事は近くで行われていないということ。どこで工事中ですかと尋ねると必ずごまかすかごもごもと発言を濁します。
要するに嘘なのです。
このリフォームに関しては一時期に詐欺としても社会的に問題となっていました。
最近来た訪問販売業者
3日連続で来ていたようですが、「ケーブルテレビをご覧の皆様に重要な情報をお届けに来ましたので、玄関先まで出てきて下さい。」との営業トーク。
なんでわざわざ自分の時間を無駄に浪費させられなければならないのか。
そもそも我が家は地域のケーブルテレビのジェイコムではないので無関係もいいとこ。
ましてやアンテナでテレビ視聴しています。NHKならまだしもなんだこの会社は!!となりました。
私が対応する数日前に奥様がインターホン越しに対応していますが、「重要な情報であれば書面を入れておいて下さい。」といえば「書面などはありません。」との返答。
本当に重要なことであれば書面があるはずですし、そもそも重要な情報は利用者にはメールなどで通知しているのが現代の標準サービス。
重要な情報などはあり得ないで間違いなしです。
騙されて時間を無駄に浪費されたり、変な商品やサービスを掴まされたりしている人がいないのを願うばかりです。
法律(特定商取引法)的にどうか
昔から問題視されている訪問販売ですが、法律的な問題はないのでしょうか。
詳細を調べきったわけではありませんが、訪問販売自体が違法ではないようです。
ただ年々規制が厳しくなってきており、これまでは特定商品が対象になっていたようですが、2017年現在では全ての商品が対象になっているようです。
さらに、
①一度断られた後に再勧誘は出来ない
②日常使用するものであっても一般的に考えて不必要な量は販売出来ず、販売しても契約は解除される
③販売商品が使用済みになったとしても代金請求が出来ない
④訪問販売行為が完結したとしても、後から厳正に調べられる
など、
訪問販売業者に対する厳しい規制が出来ています。
これは消費者側が泣き寝入りしない為にも絶対に知っておくべき情報です。
(経済産業省 http://www.chubu.meti.go.jp/koho/pamphlet/houmonjigyousya.pdf)
今度も同じ業者が来るなら
今回対応した業者は寝起きということもあり、インターホン越しに話の途中で「大丈夫です。」という一言を残して電源を切りました。
その後インターホンで隣の家に訪問しているのが見えましたが、数日後に再訪問した場合にどうするかを考えました。
考えた結果、その時の機嫌にもよりますが、寝起きでない限りは外で話を聞いて、あまりにも話が荒唐無稽なものであれば、名刺をもらっておくか、その本社などに電話をして訪問をやめさせるか、場合によっては違法性を指摘してしかるべき対応をするか、といったところです。
訪問してくる人も無知ではないと思いますが、家の外への誘き出し方も考えてもらわないと墓穴を掘ることになります。
自分の生活も掛かっているのかもしれませんが、他人へ迷惑をかけるのではなく、人の為になると自分が信じられる商品やサービスを売るようにシフトしてもらいたいものです。
まとめ
今後もなくなることはないと思われる訪問販売。
各家庭を訪問することは絶対に禁止させることは出来ません。
訪問してきた時に対応するかしないかは各個人の問題です。
対応することが問題でなく騙されてしまうことが問題となります。
自分が被害に遭わない為にも、被害に遭ったとしても挽回出来る為にも、いろんなことを知っているべきであり、知らなくてもすぐに調べられる環境を保持しておく必要があります。
拙い内容であり、無知なところもある文章だとは自ら思いますが、この記事がその一助になれればと思います。
では。
<PS>
月に一度はやって来る訪問販売。
インターホン越しの説明はどの会社も同じレベル。
訪問販売続けるつもりならばもっと方法を考えるべき。
これだけ情報が溢れている現代社会に通り一辺倒の方法を続けていると会社自体の業績に影響します。
話術やプレゼン手法は営業職である限り、どの会社でも研究が必要です。
と営業職である自分に問いかけています。