どうも、くす太です。
最近よく話題に挙がっている加熱式タバコ。
特に有名なのはフィリップ・モリスのiQOS(アイコス)という加熱式タバコ。
※会員登録をしないと内容は閲覧できないようになっています。(2017.5.17)
先日、大阪府の松井知事がこの加熱式タバコの良い面を評価して、加熱式タバコに限った喫煙環境構築の検討が報道されていました。
どの程度まで科学的に根拠のあるデータかは分かりませんが、普及して間もないこの加熱式タバコに対する寛容な対策は個人的に不安を覚えます。
気になったのでいろいろ調べてみました!!
iQOS(アイコス)を代表とする加熱式タバコって何??
そもそもの話ですが、iQOS(アイコス) で有名な加熱式タバコってどういうものなのでしょうか。
iQOSを代表例として調べてみました。
現時点ですでに300万台が販売されており、手に入れるのが難しい場合もあるようです。
この製品は、新しい技術から生まれたものであり、電気でタバコの葉を加熱することでタバコの葉の成分を吸う為、これまでの紙タバコのような煙はほとんど発生しない上に、タバコの主成分であり、依存性の正体であるニコチンを紙タバコと同様に取り入れることが出来ます。
ちなみに電子タバコとは?
電子タバコと加熱式タバコは全くの別物のようです。
電子タバコは液体を吸うものであり、煙は全く発生することはなく、水蒸気が発生します。
しかしながら、法律により液体にニコチンを含ませることは出来ません。
iQOS(アイコス)のすごいところ
紙タバコの一番の問題は、喫煙者の本人だけではなく、周囲の人や物に悪影響を及ぼしてしまうことです。
この悪影響の主な要因となっているのが紙タバコから出る煙で、この煙に有害物質が含まれています。
この加熱式タバコはほとんど煙を出さない製品である為、有害物質が排出されないというのが一番のメリットであり、すごいところといえます。
この加熱式タバコを吸っている人を見たことがある方にとっては、煙が出ていたと思われますが、この煙は紙タバコのような有害物質を多量に含んだ副流煙ではなく、蒸気であり、紙タバコよりも9割以上もの有害物質が軽減されているそうです。
副流煙の対策としては?
タバコの依存性はニコチンが影響しているようですが、タバコの問題点である健康被害をもたらす発がん性などについては、これまでの研究成果でニコチンではなくタールに含まれていることが分かっています。
このタールは燃焼時に発生するらしい為、加熱式タバコはタバコの葉を燃焼させずに加熱させることから、発がん性という健康被害の悪の要因であるタールを摂取しなくても良いということになります。
また、加熱式タバコは煙がほとんど出ない為、タールも排出されない上に、有害物質を含んだ副流煙も出ないという、メリットがあり、高評価を得て、一般的に普及が進んでいます。
科学的な検証が一体どこまで進んでいるかは不明ですが、有害なタールが排出されない加熱式タバコは副流煙の問題を一気に解決した製品であると言えます。
結論
加熱式タバコは受動喫煙と副流煙の対策になり得る!!
が、周知されきっていない為、ホタル族にはまだ難しい。
ですが、
紙タバコの人は加熱式タバコへの移行が望ましい!!
科学的に人体への影響が無害であると証明されれば、現在の日本、世界で広がっている喫煙場所の縮小の流れは緩く、もしくは喫煙場所が増えていくことが考えられますが、科学的な証明には長い時間が必要ですので、なかなか世間一般には認められていかないのではないかと思います。
世間的に認められなければ、結局はタバコを吸っている人たちは喫煙者としてしか把握されず、場合によってはその人自体の価値・評価が下がる可能性も考えられます。
加熱式タバコ自体の価格が下がれば、今以上に喫煙者の間で普及していくものとは思いますが、世間的な評価を得るにはまだまだ時間が必要と思われる反面、煙が出ないことで周囲の人への悪影響や喫煙場所の悪臭などが軽減されるのであれば、紙タバコよりも加熱式タバコを吸ってもらいたいという流れは、今後確実なものになっていくと思います。
喫煙者というだけで、タバコを吸わない人にとっては敬遠しやすい対象となり、喫煙可のお店よりも禁煙のお店が好まれているのが現状です。
タバコの悪い面が緩和される加熱式タバコが普及するのを望む声が挙がるのは必然ではないでしょうか。
加熱式タバコが紙タバコよりも本人・周囲の人たちに悪影響が少ないことが前提ではありますが、是非とも、紙タバコを吸っている人が減り、加熱式タバコへ移行していくことが望まれます。
では。
<PS>
マンションのベランダなどでこっそり喫煙する通称ホタル族。
ホタルたちにも世間は逆風です。
隣接住戸の人たちが受動喫煙による悪影響を鑑みて被害者の会が発足されました。(
「ホタル族」被害者の会結成 近隣ベランダからの受動喫煙で人権救済申し立てへ 喫煙者さらに厳しく(1/3ページ) - 産経ニュース)
この流れは個人的に大賛成です。
他人に迷惑をかけるのはお門違い。
喫煙者は自己責任で、自己完結のデメリットを負ってもらいたいものです。