どうも、くす太です。
昨日、担当のマンションにて通常総会が開催されました。
そこで目にした、私が、管理組合・理事会として、理想と思っている・目指すべきと考えている、姿・考え方・行動について報告します。
昨日の通常総会における提出議案は特別なものはなく、
- 1年間の事業報告と決算収支報告・監査報告
- 管理委託契約の締結
- 次期の事業計画と管理予算案
- 管理組合役員の改選
といった内容の通常議案でした。
ここまではいたって普通であり、特別なことは起こっていませんが、
閉会宣言間際というところから、閉会後及び数時間後に、私がフロント担当者として携わることの出来るマンション・管理組合・理事会には、このように考え、行動してもらうことで、一番マンションにとって良い結果を生むと考えている、理想の姿を垣間見ました。(あくまでも私が理想と思う姿です。)
起こった出来事の目次↓
■出席者から転居報告
通常総会の閉会宣言間際、出席されていた区分所有者の1人から、転勤により今年中に転居しますと、報告がされました。
事前に聞いていた私としましては、正直なところ、他の方々は特に反応することなく、少し会釈する程度かなと思っていましたが、なんと!出席されていた方々から、
せっかく仲良くなれたのに残念ですね。
どこに行かれるんですか?
いつからですか?
など、矢継ぎ早に質問されていました。
昨今では集合住宅であるマンションでの住民同士の関係不足・コミュニティの欠如などが問題視されていますが、このようなマンション・管理組合もまだあるのだなと感心しました。
また、このようなコミュニティが形成されていることはマンションにとって資産の一つになると感じました。
理想とする・目指すべき関係性だと思います。
■共用部分に軽微な不具合
閉会宣言後、総会議案と関係ないんですが、と前置きされた上で1人の出席者が、
駐輪場との出入口扉の調子が悪く、扉の下枠に引っかかったり、勢いよく閉まって大きな音が鳴ったりしている。
と報告がされました。
当然、修理もしくは調整がいると思われた為、業者に相談しますと返答したところ、
下枠への引っかかりは常時ではない為、戸当たり緩衝材を追加設置すれば改善すると思われる為、自分でしておきます。
という声が上がりました。
出席されている方々は、それではお願いしようということになり、総会は閉会となりました。
閉会から30分後、意見を提起された方から連絡があり、
他の出席者と協力して、戸当たり緩衝材の追加設置とドアクローザーの調整を行い、正常化しました。
という報告を受けました。
これもまた私が理想とする・目指すべきと考える姿です。
出来ることは自分たちで即行動!!素晴らしいことです。
こういう方々がいれば、地震などの有事の際も、皆が協力し合い、乗り越えていけると思います。
■認知症と思われる高齢者
扉の不具合の意見後、他の出席者から、
迷惑とかではありませんが、認知症と思われる高齢者の方が、玄関扉の鍵を持たずにオートロック扉の外に出てしまい、中に入れなくて扉を叩いたり、長時間座り込んだりしていることがある。
早朝や深夜にもあり、真夏の日中にもありました。
ご高齢で体力も弱っていると思われ、命の危険性も心配です。
と発言されました。
この迷惑ではないけど心配だからという考え。すごく思いやりの心を感じます。なかなか迷惑ではないと言いつつも本当はちょっと、、、という方がほとんどだと思いますが、そういった感じは見受けられませんでした。
実際に起こった3つの出来事を基に書きましたが、本当にいいマンション・管理組合と思います。
戸数があまり多くないマンションではありますが、なかなかこのような関係性を保っているところは多くないというのが現状です。
フロント担当者として、マンション・管理組合と関わっていく中で、1つでも多くのマンション・管理組合が<自主性・自発性・思いやり>などを持てるように、導けるように携わっていきたいと思います。
分譲マンションにお住まいの皆様。ご自身のマンションはいかがですか?
では。
<PS>
近年の問題としては、本記事にもある高齢者、特に独居老人への対応、孤独死が挙がっています。
コミュニティが形成されていることで回避出来ることがあります。
コミュニティが欠如していると思われる方は、今からでも遅くありません。
善は急げ!!です。