どうも、くす太です。
とても珍しいUターン?ブーメラン?軌道を描いている台風10号が本州に接近・上陸する恐れがあると連日報道されています。(西日本では大雨などの荒天・火曜日には関東に接近、上陸の恐れあり)
※9月20日時点では台風16号が来ています。
※10月4日時点では台風18号の接近が予想されています。
今年(2016年)は台風1号の発生が非常に遅く、7月3日と観測史上過去2番目に遅かった為、遅いことに対する報道が頻繁に行われていたと記憶しています。
マンションに限らず台風が接近・上陸すると、大雨による浸水・川の増水・洪水・風雨による吹込み・暴風による破損・物体の飛来などなど、台風の大きさや規模・進路にも左右されますが、様々な被害が発生します。
被害がない場合もありますが、樹木の落ち葉や枝などが必ずといっていいほど散乱しており、後片付けが大変です。
そんな台風がやってきた場合、マンションでは、事前・通過中・事後にどのような対応をするべきか、心掛けるべきか、について書いていきます。
台風が接近!事前の対応は?
室内であれば通気口や窓などの隙間を確認し、タオルなどで隙間を塞いで下さい。(窓には隙間がないように見えますが、完全に密閉されているわけではない為、暴風雨の場合、隙間から雨水が入り込んできます。)
バルコニーの排水口に詰まりがないかを確認。(常日頃の清掃を心掛けましょう。清掃せずに詰まって溢れ、被害が発生した場合、賠償責任が生じます。)
また、台風の通過中は外出が困難となりますので、事前に食料や資材などを備蓄しておきましょう。
台風は天災の為、免責事項となります。自分で対応せずに汚損などの被害が発生した場合、共用部に落ち度がなければ管理組合が対応することはありません。
自分の財産は自分で守りましょう。
また、共用部については、劣化している箇所などは応急的な処置をしたり、浸水しそうなところには止水出来るものを置いたり、購入したりしておきましょう。(土嚢袋など)
※風の影響も考えられますので、飛んでいきそうなものは縛ったり、別のところに保管するなどの対応が必要です。
台風が上陸!通過中などの対応は?
通過している間につきましては、当然ですが、絶対に外に出てはいけません。危険であると分かりながらも、外に出てしまい、川で流されたり、飛んできたもので怪我をしたり、といったニュースがよく報道されています。
興味本位では、決して外には出ないようにしましょう!
室内では、窓ガラスへの風の影響や隙間からの雨水の浸入を注意して下さい。台風が通過している間は仕方がないではなく、都度の対応も必要です。
窓ガラスは暴風により割れてしまうことがあります。注意が必要です。
台風が通過!温帯低気圧に。事後の対応は?
台風が通過すれば一安心。台風一過で天気が良くなることが多いようです。
まずは状況確認です。
破損した箇所はないか、漏水した住戸はないか、共用部へのゴミなどの吹込み具合はどうか、などを確認します。
確認後の対応ですが、
汚れた箇所の清掃や壊れた物の修繕などは当たり前。(漏水被害が発生した時も、事後対応するのは当たり前。)
真に重要なことは、被害に遭った経験を基に、次に台風が来た時の為に、事前に!しっかりと!対策を講じておくことです。
何も対策せずに同じような被害に遭っていては、管理組合・理事会・管理会社が存在する意義が薄まってしまいますし、経験が一つも生かされていないことになります。
被害が発生した後の事後対応は正直なところ、誰でも出来るのです。
原因を究明し、対策を打つ。
ここに尽力することです。
毎年決まったように台風は日本に接近・通過していきます。その度に被害が発生。。。
台風がやってこないことが一番ですが、立地がら避けられないようです。
避けられないが故に、これまでの経験が蓄積されているはずです。
経験を基に様々な商品が発売されていますので、 良い情報を収集し、商品を活用することも一つの対策です。
※旧来の土嚢袋ではなく、吸水タイプの土嚢袋が普及しています。保管場所も確保しやすく、いざという時の使い勝手も格段に良くなっています。
いずれにしましても、被害を防止・最小限に抑えることが重要なのです!
では。
<PS>
担当物件では台風がくると漏水がよく発生します。その度に足場を立てたりしながらの調査。。原因が分かれば修繕を行い、漏水被害があった箇所の復旧。。。
台風によって水不足が少し解消することもありますが、切実に!切実に!!台風なんて来なければいいのにと思うのです。