どうも、くす太です。
大きな問題・話題となりました
杭打ち偽装等の問題。。。
横浜の分譲大型マンションで問題が発覚。
セメント量の改竄、データ転用・改竄、深さ不足、などなど。
これまでに国土交通省が
建設業法違反で関連業者を行政処分、
横浜市が建築基準法違反を認定する方針が決まったと、
平成28年8月15日に報道されました。
※平成28年9月19日、全棟建て替えが決定したそうです(^O^)
この問題が発覚に至った最初の異変は、西棟と南棟を繋ぐ渡り廊下の繋ぎ目に僅かなズレがあることを居住者が発見。
この小さな発見から、
杭打ち偽装の発覚・
関連業者への責任追及・
建替え是非アンケートの実施など、
働き続けた管理組合は本当にすごいと思います。
正直な感想として、建築業界・不動産業界・関連業界のミスというか偽装というか不正というか、、、業界に少しでも属していた人は認識していると思いますが、普通のことになってしまっていると思います。
この問題発覚・報道以後、物件購入を検討する人達が杭打ちの状況などを不動産仲介業者や建設業者などに確認することが一時的にすごく増えました。また、住んでいる人達からも杭打ち状況を知りたいという声が上がりました。
この問い合わせの中で感じたこととして、データが転用されたり偽装されたりしている為、いくら建築時の状況を示す資料を見ても、杭打ちはこのようにしますと言われても、実際にどうなっているかは不明である為、正直、安心材料にはなり得ないと思います。
本当の意味で心配で、安心しなければ、と思うのであれば、杭打ちの実際の状況を再調査しなければ意味がないと思います。
しかしながら、その調査には費用が伴う為、その費用支出に疑問を感じるのであれば、
個人的には建設に携わった全ての業者を信用する方が良いと思います。
戸建てであっても工事中ずーーーっと監視することは出来ないですし、基礎では鉄筋組の後にコンクリートを流すと内部確認は不可、建物自体も柱を立てて上棟するとどんどん外壁を張り、屋根を施工し、内壁を張っていくと内部確認は不可といった状況になっていきます。こうなるともう断熱材がしっかり入っているか、間柱や筋かいなどが図面通りに施工されているかは不明です。
ちゃんとした検査があるといってもどこをどう見ているのか、、、見てたら構造計算ミスに気付くのかは別問題だと思いますし。
杭打ちについても、マンションだけかと思いきや、戸建てでも全く関係のない位置に杭を打っていたりすることがあるそうですし。
これまでに述べたように、全て自分で建物を建てたりしない限り、各工程をチェックすることは出来ません。
見ても素人では分からないですし、プロでも全て知っているわけでも全て見れるわけでもありません。
このことから、
施工に携わった業者を信じる
か、
業者に対して安心出来る保証という責任をもってもらう
か、はたまた
第三者のチェック業務を請け負う業者に有償依頼する
かなどの対応になります。
これから家を買う、建てる、を検討している方はご参考にして下さい。
では。
<PS>
初めに記事を公開してから日が経過していますが、横浜の分譲マンション、ついに全棟建て替えが決まったそうです。
これで一件落着ではなく、再出発といっても過言ではないと思います。
建て替え完了まで、まだまだ長い年月がかかります。
住んでいる方々の人生が狂わないのを願うばかりです。