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『くす太』という管理会社に従事するマンション管理コンサルタントの雑記ブログ。書評・日常・マンション管理のことなど。

【優しい言葉や思いが溢れている。自分を生きよう!】家入一真さんの「なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」を読了~感想書評レビュー~

どうも、くす太です。

 

先日の動画生配信(ゆうこすと一杯スペシャル)に出演されていた家入一真さん。

※先日の記事にリンクを貼っています。

www.kusutanet.com

 

キングコング西野亮廣さんが「えんとつ町のプペル」や「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」などを作成する際に、共犯作りとしてクラウドファンディングを活用しており、そのクラウドファンディングは家入さんが代表を務める

CAMPFIRE

が運営しているWEBサイトです。

 

今回読んだ書籍は、

家入一真さんの

「なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。

です。

 

 

本書はSNSでよくレビューが上げられており、興味をひかれてamazonでポチりました。

読んでみると、レビュー通りの良書でした。

それでは本書の感想などを書いていきます。

 

 

本書の概要

著者は家入一真さん。

現在はCAMPFIREというクラウドファンディングサービスを運営している企業の代表。(社長であり、会長は谷屋衛さん[本書の中で対談されています])

※BASEというオンラインショッピング店舗サイト(無料ECサイト)にも関わっています。

 

クラウドファンディングには、

  • 購入型
  • 寄付型
  • 投資・融資型

という大まかにいうと3種類があります。

詳しくは、以下をどうぞ。

camp-fire.jp

 

家入さんは中卒・ひきこもり経験者とのことですが、それを乗り越えたからか、もの凄く優しい言葉や思いが本書には溢れています。

 

様々な思いを抱えながら人は生きていますが、社会に参加出来ずにいる方、日々もんもんと悩んでいる方、心を病んでしまっている方、など、そんな人たちの拠り所というか居場所というか、そんな場を作ったり、選択肢を増やしたりすることに尽力されており、本書ではその活動や思いが記されています。

 

本書を読んで自分以外に対する捉え方・考え方が改められた。

「優しさ」ってすごく大事だなと。

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※本書の構成は

はじめに、第1章(「いい社会」って何だ?)、第2章(21世紀型の生き方と「小さな経済圏」の試み)、特別対談1(pha氏)、第3章(小さな灯をともし続ける)、特別対談(谷屋衛氏)、おわりに

となっています。

 

読んで感じたこと

弱者救済というか、成功し続けている人に対してではなく、現代の日本社会や日常生活に入り込めない、溶け込めない、そんな人たちが社会からはみ出たままになるのではなく、すくい上げられるような試み。

 

しかも、こういう受け皿を用意したから利用しなさい、ではなくて、あくまでも選択肢を増やすことに注力している。

 

選択肢を増やす必要性を、これから来る未来でなぜ必要なのかを、家入さんの優しい言葉、思いが本書では十二分に語られています。

 

そんな本書を読んで感じたことをここではいくか書いていきます。

 

マネタイズばかりが重要ではない

なんでもかんでもお金に置き換えて考えていくのは大きな経済圏のルールですが、それではお金が絶対であり、全ての人が気楽に楽しく生きていける世の中ではない。

 

お金は重要ですがそれが全てではなく、小さな経済圏でお金を循環させ、モノも所有するのではなくシェアすることが出来れば、お金ではなく、自分自身がしたいことをして幸せに生きることが出来ます。

 

大きな経済圏も小さな経済圏も、一つの世界に共存する領域。

大きな経済圏で生きる人もいれば、小さな経済圏で生きる人もいるし、行き交う人もいると思います。

 

誰も生きやすい世の中であり、多様性について寛容的な世の中が望まれます。

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多様性に対する目指すべき寛容な世の中

クラウドファンディングの使い方で以前に賛否両論を生んだことがあり、自分の私欲、頑張れば叶いそうな物欲をプロジェクトにしたという内容。

 

その当時を振り返ってみると、その考えに対して批判的な自分がいました。

 

でもよくよく考えてみると、批判する必要がそもそもありませんでした。

 

今も昔も様々なツールがあり、そのツールの使い方は人それぞれ。

法を侵すようなことは当然批判の対象ですが、そうでないならば使い方は自由なはずです。

それを自分のエゴで正しい正しくないを叫んでしまう。

本書を読んでその愚かさというか、考えの浅ささに気付かされました。

 

社会で起きる多くのことに対して、優しい反応が出来るようになればと考え改め中です。

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少子高齢社会における高齢者への小さな経済圏

小さな経済圏の重要性を説いている本書。

大きな経済圏には入ることが出来ない人たちは現代でもかなりの人数になると思います。

その中には若い人から高齢の人まで。

 

本書では、あえて言うと若い人たちが焦点になっているような気がしています。

ですが、現在の日本は少子高齢社会

 

いたるところで若者よりも高齢者の方を見かけます。

問題なのは、高齢者の方々がいわゆるタンス貯金をしており、その総額が800兆円(本書にも書かれています)だとか。

でも、本当に全ての高齢者の方がタンス貯金をしているのでしょうか。

 

タンス貯金が取り上げられるのと同様に、老後破産なども社会問題として取り上げられています。

 

この老後破産を考えた時に、若い人のセーフティネットとしての社会作りも大事ですが、高齢者のセーフティネット、生きやすい社会作りも非常に重要です。

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今を生きる私が考えること

大きな経済圏でも、小さな経済圏においても、どちらにも言えるのが、何もない自分では生きづらい世の中になる可能性があるということ。

 

そのような状態でいかに自分の好きなこと、やりたいことを探して深掘りしていくことが出来るか。

 

得てして何もない自分というのは、なんやかんやで圧倒的な努力を怠っていると感じます。

私と同じような方は多いはず。

 

ならば、まずやることは一つのことに没頭し、没頭しきること!

没頭したことやものが新しく出てきたら、飽きたならば切り替え、継続して没頭するなら、没頭の対象を複数にしていく。

だって一つにこだわる必要がないから。

 

本業とリンクして感じることは、分譲マンションでのコミュ二ティ作りもですが、賃貸マンションであればまた違ったコミュニティ作りが可能ということ。

 

住宅に対する考え方は確実に分譲と賃貸では異なります。

 

様々なジャンルの方が住むマンションもあれば、一つのジャンルに特化したマンションもあっていいと思います。

シェアハウスという形ではなく、部屋全体が区切られているけれども、IoTを駆使してデジタルに繋がることが出来るはずです。

 

そういった試みを所属会社で実行していきたいと思います。

 

では。 

 

<PS>

マンションの管理業界は変化がないまま今に至っています。

IT革命の影響はありませんでしたが、長期にわたる日本の不景気と人工知能の発達によるロボットの導入により、確実に業界に激変の時代が訪れます。

 

すでに価格競争に入っていますが、それがより際立ち、逆に誰が見ても分かる価値のあるけれども費用の伴う管理、この二極化が予想されます。

 

マンション管理士という個人であればこの隙間に入れますし、管理会社でも路線を決めれば生き残ることが出来ます。

 

まず初めのポイントは、いかに会社が認知されて、価値ある管理という事業内容を広報することが出来るか。

管理会社はこの広報活動が極端にレベルが低い。

 

自分の為にも、ともに働く同僚の為にも、管理マンションに住む人たちの為にも、価値ある管理を作ろうと日々考えています。