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【経営者志望だけではなく全てのビジネスマンに共通する】岡島悦子さんの「40歳が社長になる日」読了〜感想書評レビュー〜

どうも、くす太です。

 

出版社の幻冬舎、そこで敏腕編集者である箕輪厚介さん、最近では堀江貴文さんの「多動力 (NewsPicks Book)」、SHOWROOM代表の前田裕二さんの「人生の勝算 (NewsPicks Book)」を担当されており、編集者以外にも能力覚醒している方ですが、その箕輪さんが担当編集者である書籍、

 

岡島悦子さんの

40歳が社長になる日(NewsPicks Book)

を読みました。

 

先入観が全くない状態で本書を読みましたが、

最近のビジネス本としては、文字数が多いと思う反面、非常に読みやすく、さらさらと読み進めることが出来ます。

 

さらに内容もすごく入ってくるものであり、これからは同僚に読ませたいなと、読みながら感じる一冊でした。

 

それでは、

岡島悦子さんの

「40歳が社長になる日」

について書いていきます。

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本書の概要

著書は岡島悦子さん。

経営者のかかりつけ医とも言われている岡島さん。

 

株式会社プロノバ(※プロの場)の代表取締役社長をされており、様々な企業で経営コンサルティングやリーダー育成などを手掛けておられます。

 

そんな岡島さんが、人工知能(AI)やIoTなどの技術革新が目覚ましく、そして確実に、凄まじいスピード感をもって変化していく現代で、どのようにビジネスマンは変化していかないといけないのか、どのように企業は変化していなかいといけないのか、新しいリーダー像とはそのようなものか、などについて本書を書かれています。

 

本書のタイトルだけを見ると、

経営者志望や起業家志望

などの人に対しての書籍かと思いきや、

これからの時代における働き世代の全ての人に対して意味のある一冊となっています。

 

※本書の構成は、

はじめに、第1章(「40歳社長」が必要な理由)、第2章(リーダーシップの"型"が変わる)、第3章(「40歳社長」の作り方)、第4章(ダイバーシティ推進論の誤解)、第5章(「40歳社長」になる方法)、おわりに、

となっています。

 

読んで考えさせられた文章

第1章では、基本的なところとして、最近のトレンドでもある

  • 変化の激しい時代に求められるもの
  • 多動力
  • レア人材

などについて書かれており、旬の一冊かなと思っていましたが、第2章からは読んで考えさせられた文章、これだったら自分はこう行動してみようという考えが浮かんでくる文章が全体に通してありました。

 

そんな文章を読んで、考えさせられたことについて少しだけご紹介します。

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アイディアがつぶされるメカニズム(第2章)

これには共感ばかり。

大企業だけではなく、中小企業・零細企業においても同様で、高度経済成長時代や昔に一時代を築いた人、単に長く勤めている人などが企業の上層部にいる場合、その人たちが変化を拒絶していたりすると、どんなに積極的に意見を言ったり行動したりしても、一切会社は動きません。

 

サラリーマンである以上、ある程度までの単独行動は可能ですが、度を超えた場合に立場がなくなってしまうことが考えられ、行動が消極的になってしまいます。

 

しかしながら、現代は大変化の過渡期です。

 

変化できる柔軟性がなければ滅びてしまいます。

変化に対応出来ない企業は滅びてしまいます。

 

激変の時代に対応出来るよう、寛容でフレキシブルな組織への生まれ変わりは、生き残る為の絶対条件です。

 

デジタル・ネイティブ(第3章)

携帯電話が普及し、さらにはスマートフォンの所有が普及したのは本当に最近のことであり、技術革新によって短期間のうちにデジタル機器などが進化した為、その進化に追いつけていない人が多くいます。

 

人によっては進化を受け入れずに、これまでの技術やサービスに固執するような人たちもいる現状。

 

このような人たちではなく、スマートフォンや今の技術・サービスがあるのが当たり前の環境で生活してきた世代のことを「デジタル・ネイティブ」と本書では定めています。

 

デジタル・ネイティブ世代は30代としており、2017年現在の私はその世代に当たります。

中小企業に勤めていますが、上層部の人たちはお世辞にもデジタル世代とは言えません。

スマートフォンの前にパソコンの簡単な作業さえおぼつかず。 

 

そのせいもあるのか、インターネット・SNSを利用した集客はしていないに等しく、ホームページを作っているだけです。

業界的には価格競争でしか優位性を発揮出来ないレッドオーシャンになってしまっていますが、定期収入が固い業態の為、いくらでもイノベーションを起こすことは可能であると常々考えています。

 

特にデジタル的な要素を強くすれば、他に類を見ない企業になれます。

 

本ブログやSNSを使いながら、試験的に集客力の有無を検証しているといった現状であり、論より証拠、加えてロジカルに説明出来る材料を集めています。

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バイアスを外して本当の多様性を築く(第4章)

顧客一人一人、また、社員一人一人、人それぞれで考え方や価値観が異なります。

 

いろんな価値観が認められ、許容されやすくなっている現代社会において、これまでと同一の進め方・検討の仕方ではすぐに立ち行かなくなると思います。

 

これからの企業にとって必要なのは、カリスマ経営者だけではなく、多様性を持った状態でいられるかということ。

 

同じ思考回路の人だけを集めて効率の悪い話し合いをするのではなく、年代別、性別、趣味別、出身地別、などなど、多角的に物事が見られるように様々な人材を集めて話し合う。

 

そうすることで、年齢によって違うところ、性別によって違うところなどが共有できるようになり、新たな発想が生まれることがあります。

 

顧客ニーズばかりを追い求めてしまいますが、裏を返せばクリエイターもエディターも、企業側も、何かの顧客なのだから、より幅広く意見集約ができる環境作りは当たり前で、それが社会的に当たり前になっていきそう。

 

動きやすい人数である中小企業などは、大企業との差別化、独自の魅力を作る為にも、今すぐに実行すべき課題であると感じます。

 

「残念な人」になってはいけない(第5章)

今の世の中には、いわゆる「残念な人」は非常に多くいると思います。

 

自分が評価されないのは自分のせいではなく、運だとか会社だとかに不当に扱われている、という他責に逃げてしまう人たち。

 

あらゆることが自分ごとであれば、他人からの評価を気にしている暇なんてなく、ただただ目の前に現る問題たちをいかにクリアしていくか、ということに尽力すると思います。

 

今をいくら嘆いたとしても、嘆くだけでは何も変わりません。

 

嘆く前に行動は起こしたのでしょうか。

 

給料が低いと思うなら上げてもらう為の行動はしているのでしょうか。

その思いを発信しているのでしょうか。

愚痴を言っているだけではいつまで経っても気付いてもらえません。

 

しのごの言わずにまずは行動しましょう。

行動して成果が出ているのに評価されないのであれば、そこにいるのが無駄な時間です。

そこだけが居場所ではありません。

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一つの場所に、一つのことにこだわる時代は終わります。

広い視野と行動力必要です。

 

まずは行動しましょう。

 

と自分に言い聞かせている感じです。

実績作りの為にも、会社のためではなく自分の為と思い、自他共に認める努力を、情熱を持って行動していきます。 

 

まとめ

本書を手に取った時点では、正直、タイトルの通りの社長を目指す人が読むようなビジネス本なのかなと思っていました。

 

でも、読み進めるうちに「違う」ということが分かり、本書は、社長を目指す人は当然ですが、全てのビジネスマン、ビジネスマンに限らず様々な人たちが影響受ける書籍であると感じました。

 

時代の変革期にいる私たち。

変革期には当然、高揚感もあれば、戸惑い、絶望もあると思います。

 

ですが本書では、この変革期はどのようなものになるのか、その中で私たちはどう動かなければならないのか、といったことが書かれています。

 

大企業に勤めている人も、中小企業に勤めている人にも同様に、これからの糧となる良書であることは間違いありません。

 

本当に多くのビジネス本が出版されてはいますが、本書も絶対に一読の価値ある書籍であり、読んで損のない書籍です。

 

 

では。

 

<PS>

似たジャンルのビジネス本を立て続けに読んでいくと、今の時代に対して全ての本が書かれている為、どうしても似たことを書いているなぁと、斜に構えた状態で読んでしまいます。

 

読みたいビジネス本溢れている今であり、そのどれもが刺激的ではありますが、刺激が継続すると慣れてしまうという面もあります。

 

キングコング西野亮廣さんの「革命のファンファーレ〜現代のお金と広告〜」が出版され、読みたくて堪りませんが、息抜きというか思考を落ち着かせる為にも、あえて次は小説を読みます。

 

その小説は、はあちゅうさんの「通りすがりのあなた」。

この本も読むのを心待ちにしていた一冊。

心をまっさらにしよう。