くす太net

『くす太』というマンション管理会社に従事する男の雑記ブログ。マンション管理・書籍・映画など。

【法律ってそんなに軽いもの??!法治国家日本の危うさ】法律の解釈を変えるだけで戦争介入やIT化などに対応するのは横暴だと思う。

どうも、くす太です。

 

重要事項説明のIT化に伴う宅地建物取引業法の解釈を改める...?

 

マンションの管理業界には専門の新聞がいくつかあり、その中の賃貸管理新聞の記事にそんなことが書かれていた。

引っかかったのは法律の解釈を改めるというところ。

解釈を改めるだけで、これまで不可能と考えられていたことが可能となっていいのかという疑問が自然と浮かんできました。

 

重要事項説明のIT化に伴う法律の解釈を改めるという考えに対して、感じたことなどを記事にします。

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重要事項説明のIT化

2015年8月から2017年1月まで行われていた、不動産の売買や賃貸の契約前に有資格者によって絶対行わなければならない重要事項説明をIT化することを目標とした社会実験。

具体的にIT化がどのようなものかというと、これまでは直接会った上で説明しなければならなかったものを、テレビ電話などで対応可としたものです。

あまりIT化といった感じではありませんが、直接会う必要がなくなるだけで、物理的な距離を無くすことができ、契約の幅が広がります。

 

実施されていた社会実験が終了し、ほとんどが賃貸仲介であったようですが、目立った問題は確認されなかったという報告が上がっています。

この結果を受けて実験ではなく、実際の運用を開始する見込みであり、それに伴って宅地建物取引業法の解釈を改めて、運用面の遵守事項などの整備を行う方針という記事が掲載されました。

http://www.mlit.go.jp/common/001113887.pdf国土交通省がHPにあげているPDF)

 

これまでの解釈では、

重要事項説明は対面で行わなければならない

であったものを

重要事項説明は非対面で行なってもよい

とし、一定の制限などの遵守事項を設けることで本格的にスタートするものと思われます。

 

IT化はいいこと、では問題なのは?

IT化させることで距離や時間の制約がなくなり、契約までの流れが円滑にいくと思われ、不動産業界にはすごく良いことだと感じます。

さらにIT化が発展していけば、テレビ電話なども不要となり、インターネットのみで実施することが可能になると思います。(BtoBに限り)

 

よって、今回の重要事項説明のIT化はいいことばかりだと個人的には思っていますが、問題なのはこれまで不可能としていたもの解釈を変えて可能としたことです。

違和感しかありません。

 

余談

そういえば安倍晋三内閣が発足してから、実質的に軍である自衛隊は置いておいて、メディア報道では戦争に介入出来るようにする主旨のもと、憲法第9条の改正検討がたびたび取り上げられています。


しかしながら、憲法改正前の現時点で解釈を変えて、これまで行っていなかったような活動を自衛隊が行なっているのが現状であり、結果として戦争の前段階である戦闘が起こってしまう可能性が高まっています。

 

私が知らないだけでこれまでにも解釈を改めるだけで、これまで不可能だったものを可能として対応しているものがあると思います。

 

まとめ

今回、重要事項説明のIT化を取り上げましたが、実際にはもっと多くのものが解釈を変えるだけでまかり通っていると思います。

解釈を変えることが悪いというのではなく、これまで守ってきた法律がなんだったのかという点です。

法律を改正するには時間がかかるから、ということが理由で改正されずに解釈を変えているのだとしたら、法治国家であるはずの日本は非常に危ういと感じます。

 

スピードが必要なのであれば、解釈を改めるという横暴ではなく、正式な手続きがスピード感をもって受理されるような形に変えるのが真っ当なものと思います。

解釈を改めるというのは、民間人同士とか内輪だけの話とかのレベルであれば分かりますが、国レベルでは適していない、と当たり前に感じることではないでしょうか。

保守的な考えとかではなく単純にそう思います。

 

日本経済の活性化、効率化を考えた場合に有益なものもたくさんあると思いますが、法律というものの重要さを今一度考える必要があると感じた事案でした。

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では。

 

<PS>

時代に則した状態に変化することは必要であり、当然に変化していかなければ、自然界と同様に滅んでしまいます。

変化を恐れての今回の記事ではなく、人間世界で法律を疎かにするのは滅びへの第一歩のように感じます。

単純な弱肉強食の世界でもありません。

グローバル化が目まぐるしいスピードで進む現代で、スピード感をもって柔軟に変化出来る法整備が必要だと思いました。