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【日本の司法は不信の塊!この事実は全ての人が知るべきだ】清水潔さんの「殺人犯はそこにいる」を読了〜重罪人が今も野放しになっている恐怖〜感想書評レビュー

どうも、くす太です。

 

本のカバーに強烈に引きつけられて思わず購入した本書、

清水潔さんの「殺人犯はそこにいる」。 

カバーをめくると本当のカバーが出てきますが、確かに元のカバーであれば手にとって読む人は少ないように感じました。

日本で生きる、特に北関東で生きる人たちは知っておかなければない事実がこの本では書かれています。

また、違う地域に住んでいる人にとっても、知っておかなければならない日本の司法の真実が本書では書かれています。

より多くの人が本書を手に取り、真実が広まることを願い、記事にします。

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 殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)

 

 

本書の概要

著者である清水潔さんという記者・ジャーナリストが、所属している日本テレビの社会部長から持ちかけられた新番組のプロジェクト(日本を動かす!)により日本における未解決事件を追いかけることとなり、その数々の未解決事件の中に連続事件と思われる事件が現在に至り発生しているのではないかという見解に至ります。

その数々の事件を仮称として著者が名づけた「北関東連続幼女誘拐殺人事件」 。

事件を記者として追っていく中で、連続事件として仮説立てるには犯人が捕まっている事件があることから、その事件を調べ直していくと、冤罪である可能性が浮上。

その事件というのが足利事件と呼ばれるものであり、証拠は自白とDNA型鑑定という堅固なもので構成されている。これを清水さんは独自調査を重ねて崩していき、日本を動かす結果である長い年月を経た逆転無罪判決をもたらします。

その過程で警察の醜悪な一面、マスコミの杜撰な報道、悪意ある世論操作など、日本の司法や公的機関の汚い面な浮き彫りとなっていき、さらには連続事件として未解決になっていることが確定的となり、真犯人の可能性が非常に高い人物の放置に対して声を上げ続けています。

記者・ジャーナリスト、マスコミ、警察、司法のあるべき姿を必死で訴え、日本国民が安心して暮らせる、子供が犠牲にならないことを切に願った本書です。

  

本書に登場する事件

著者が調査を重ねる中で、本書に登場する事件は以下の通りです。 

北関東連続幼女誘拐殺人事件

この事件名はあくまでも著者が名づけた仮称ですが、

栃木県足利市群馬県尾島町太田市という半径10キロ以内で発生している誘拐または殺人事件が5件発生しており、本書を読み進める中で犯人は捕まっていないことが決定的となります。

真犯人と思われる人物も確認されており、非合法の鑑定では真犯人の可能性が高いところですが、長い年月が経っているがために鑑定自体の信用度が低くなってしまっています。

この地域の人たちはこの事実を絶対に知っておく必要があり、むやみに恐怖を煽るわけではありませんが、後悔しない為にも知っておかなければならないと思います。 

足利事件

1990年5月に発生した事件。(足利事件 - Wikipedia

著者の独自取材や関係各所への働きかけ、元々の支援団体などの力により、長年訴え続けていた無罪が確定し、犯人とされていた人物が釈放されるという前代未聞の大騒動となった事件。

警察の取り調べの恐ろしさ、自白の証拠能力、証拠物品のねつ造、DNA型鑑定の危うさなど、たくさんの警察・司法への不信を招く事実が次々に判明します。 

飯塚事件

1992年2月に発生した事件。(飯塚事件 - Wikipedia

北関東連続幼女誘拐殺人事件とは関連がない事件ですが、足利事件と同様に冤罪の可能性がある事件ですが、すでに犯人とされている人物が死刑を実行されている事件となります。

疑義ある捜査、逮捕、判決であるにも関わらず、無罪を訴え続けるも、再捜査も再審も行われないままに、足利事件が騒動となっている中での死刑執行。

より一層の司法への不信感へと繋がってしまう不可解な出来事です。

 

日本の司法の問題

過去に発生した事件において、確かに日本の司法が効果的に働き、犯人を捕まえて尊い命が犠牲になるのを防いだ事例もありますが、ここ最近では司法の不正や理不尽な日本の法律により被害者がないがしろにされてしまう事件が多いような気がします。

また、日本に限ったことではないのでしょうが、なぜか自分たちの判断に絶対的な自信を持ち、新たな真実が浮上したとしても、過去の判断を変えることなく、正義ある行動を無視することが目立っているように感じます。

その結果として尊い命が犠牲になっている事件も発生しており、日本の司法は変革しなければならない時代に突入していると思います。

本書でも述べられていることは、日本国としては受け入れがたい真実であるのかもしれませんが、真実は突き詰める必要があり、人の命に関わることや尊厳に関わることは殊更に真摯に対応すべきものと思います。

過去の過ちを認めたくないとは思いますが、過ちは過ちであることを認め、真実を探求してもらいたい、それが新たな被害を生まない方法でもあると思います。

 

本書で知っておかなければならないこと

日本の司法は絶対ではないということ。

これまでにも警察などの冤罪により、人一人の一生を台無しにしていることがあり、その後に警察はその人の一生を取り戻すことが出来ているのでしょうか。

日本国というのはプライドだけで出来ており、自分たちと向き合うことを極端に避けている組織であるように感じます。

 

さらにはマスコミから発信されている情報が、綿密に取材されたものではなく、事件であれば警察から聞いただけの情報である可能性があるということです。

本書で述べられている事件では、マスコミの情報によって日本国民の非常に多くの割合の人たちが事件は解決していると思っています。

本書の著者のように徹底した真実追究思考の記者が増えることを切に願います。

 

加えて、本書では一環して発信し続けている事実として、

北関東連続幼女誘拐殺人事件

は真犯人が依然として野放しにされ、人知れず世間に紛れてノウノウと生活しているということ。

非常にゆゆしき事態でありながら、警察は一度は行動に移すも、過去の事例を守る為にさらに踏み込んだ対応をしていません。 

この対象地域に住んでいる人たちは特にですが、真犯人が今なおいることを忘れずに子供を見る必要があります。

※日本の警察に期待したいこととしては、過去の過ちへの一歩は踏み出さないにしても、事件が再発しないように真犯人と思われる人物を実は終始監視していることが望まれます。

 

日本社会に必要なこと

今の時代、正直に思うことは、警察や司法があることで安心して生活が出来ていることは多分にありますが、それでも信用出来ない面が露見してしまっているように思います。

誤審や冤罪などが際立って報道されている現実もあると思いますが、それでもこれからの日本社会に、日本国民に必要だと思うことがあります。

それは、国民一人一人が発信される情報一つだけを鵜呑みにするのではなく、自分自身で情報を調べ、情報を見極めた上で判断し行動することが必要です。

インターネットが普及した現代では情報が溢れています。これまで以上に情報が溢れており、自分次第でいくらでも情報を吸収することが出来ます。

自分自身で判断することが必要なのです。

 

まとめ

解決したと思っていた事件が実は解決しておらず、杜撰で人権を無視した捜査、取り調べにより起きていた冤罪。。

取材に取材を重ねて見つけ出した真犯人と思われる人物、通称・ルパン。

本書を読んだ人も読んでいない人も、今を生きる全ての人が知っておかなければ真実が本書にはあります。

事件は解決しないのです。

ぜひとも多くの人に本書を読んでもらい、真実が消えてなくなれないように拡散されることを望みます。

 

 

では。

 

<PS>

日々見かける警察の車であるパトカーは、踏切の一時停止違反・多少のスピード違反・シートベルト装着違反など、非常に些細な違反を見つける為に、影に隠れたり覆面パトカーだったりと、しょうもない得点稼ぎをしている。

違反行為は確かに罰せられる行為ではあるければ、それ以外にもっとしなければならないことがあるのではないだろうか。

日本の警察がもっと信頼のおける組織に生まれ変わることを望みます。