くす太net

『くす太』というマンション管理会社に従事する男の雑記ブログ。マンション管理・書籍・映画など。

最も重要なことは基礎知識である〜明治神宮外苑のイベントで発生した火事を受けて〜

どうも、くす太です。

 

平成28年11月6日に発生した、

明治神宮外苑にて開催されたイベントに展示していた作品が燃え、死傷者が出てしまう事故

に関してですが、燃えた作品の製作者は大学生の団体で、どうやら建築学科の学生もいたそうです。

www3.nhk.or.jp

生活の基盤となる家などに携わる可能性がある建築学科の学生が関わっているにも関わらず発生した事故。

これは大問題です。関係各所の人たちはなぜ未然にこの事故を防げなかったのでしょうか。

※事故の被害に遭われた方のご冥福をお祈り致します

 

事故の概要

発生現場・イベント

東京都新宿区にある明治神宮外苑にて開催された「東京デザインウィーク」というイベントで事故が発生。
このイベントは「建築、インテリア、プロダクト、グラフィック、アートなど優れた生活デザインとアートが世界中から集まる」イベントであり、30年程の歴史があるようです。

燃えた作品

火事を起こした作品は展示物の一つであり、埼玉県にある日本工業大学の学生の団体が製作しています。

作品はジャングルジムのような構造で遊べるようになっており、内部にはライトを設置し、暗くなっても遊べるようにしていたそうです。

火事になった原因

内部に設置するライトですが、当初はLED電球のみの設置予定でしたが、なぜか予定を変更して白熱電球を使用していた為、熱を帯びる白熱電球の周りにあった木屑が燃え、全体が燃える火事となってしまいました。
※LED電球よりも白熱電球は格安である為、費用面の削減が目的??で予定を変更したのでしょうか。そうであれば、あまりにも愚かな行為です。

 

事件ではないのか?

建築学科の学生も参加して作品を製作したという情報がありますが、なぜこのような安全性が欠けたものを作ってしまったのでしょうか。

白熱電球が熱を帯びることは専門的な知識ではありません。全員とはいいませんがほとんどの人が知っていることであり、作品が完成してから試験的に点灯させていれば容易に気付くことが出来たレベルです。

大学側もなぜ気付かなかったのでしょうか。大学名が公表されるイベントであれば、大学側でも確認・評価しておくべきです。ノーチェックだったのでしょうか。

イベント運営側も同様です。建築に関連したイベントです。誰でも出展出来るようなものでもないはずです。(火事の後も運営側は作品の閲覧を中止しなかったみたいですが、その考え方・対応についても理解不能です。)

 

アート性だけではなく安全性についても評価されていれば、このようなことは起きていません。(放火であれば対処出来ませんが。) 

過失・ミスが重なり過ぎです!事故ではなく、これはもう事件です。

 

基礎知識がないことは大問題である

確認や評価が十分ではない為に発生してしまった事故ではありますが、そもそもの問題として、白熱電球が熱を帯びるということ、こんな基礎知識を知らないということが問題です。

建築に限ったことではありませんが、いくら素晴らしいデザインや図面・作品を作れたとしても、基礎の部分がしっかりしていなければ意味がありません。作品としても完成ではありません。

ましてや人が関わるものであれば当然です。

安全性に欠けたものなど、正直ただのゴミです!!

基礎知識は本当に重要だから基礎とされいるのです。 

 

建築に携わる人たちへ

大きな費用・多くの人間が建築に携わっています。

建築物が大きいものであればあるほど、その規模は膨らみます。

そうなると当然のように、お金に関する不正や工事の手抜きなどが起きてしまいます。

お金の不正は絶対に良くないことですが、手抜き工事は最も悪な行為です。

手を抜いてしまうことでその建築物は本来の性能を満たさず、人命にも関わる事故を起こしてしまいます。それはもう事故ではなく手抜きによる事件です。(日本の法律では適用されませんが、殺人事件と捉えても間違いではありません。無差別テロと同等です。)

決して手抜き工事はせず、基礎知識を忘れず、基礎部分の工事を徹底して完遂して下さい。

安全性が確保されてこその建築物です。

 

 では。

<PS>

今回の事故により5歳の子供が亡くなっています。同じ親として感じることは、事故としてこの事実を受け入れられるかが分かりません。過失が重なり過ぎる事故だからです。

運営側に対しても、設計者・製作者に対しても、許せない思いしかありません。

今回の事故はそれほど大きな問題があると思います。

二度と起こらないことを祈るばかりです。