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くす太net

『くす太』というマンション管理会社に従事する男の雑記ブログ。マンション管理・書籍・映画など。

決してなくなることはない談合〜マンション管理業界〜防ぐ方法はあるのか?!

どうも、くす太です。

 

決してなくなることはない談合。

建築業界などでよく聞く話ではありますが、一部の業界に限った話ではなく、様々な業界で談合が行われており、談合の疑い・噂を含めると無数にあります。

本業であるマンション管理の業界においても談合は囁かれており、噂を聞くこともあります。(談合に関わったことはないですが、噂はチラホラと聞きます。)

今回はそんな談合(建築業界)についての記事です。

 

談合とは?

単純な意味としては、相談することや話し合いをすることをいいます。

本記事での内容では、競争入札をする参加者たちが事前に話し合いを行い、落札額と落札者を先に決めておく不正な話し合いのことをいいます。 

※競争入札をしている意味が全くなくなりますし、適正な金額も分かりません。

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大きな談合事件

検索して真っ先に出てくる談合の大事件、橋梁談合事件です。

詳細は、

2005年に発覚した鋼鉄製橋梁の建設工事(公共工事)の受注に絡んで、橋梁メーカーが談合を行っていたとされる独占禁止法違反容疑の事件である。

2003年、2004年の国発注の鋼鉄製橋梁工事においてK会、A会という2つの談合組織に属する47社は入札談合(受注調整)を行い、実績などを元に受注業者、入札価格をあらかじめ決め、受注予定者が受注できるようにし、競争を実質的に制限した独占禁止法違反の容疑で談合組織の幹事会社の関係者が逮捕された。

これらの談合を行っていた背景として、鋼鉄製橋梁の市場規模の縮小傾向があったとされている。

摘発当時で年間約3500億円、受注高は約48万トンの市場規模があったが、近年では公共工事が減少し、橋梁の分野においてもPC(プレストレストコンクリート)橋のシェア拡大などによりメーカーの経営環境が厳しくなり、談合での高値受注によりメーカの共存共栄を図ったとされる。

なお談合組織に属する47社は国土交通省地方整備局が2000年度から2004年度に発注した工事の約8割(工事金額では約9割)を受注、橋梁メーカーの大多数が談合に荷担し、アウトサイダーと呼称するメーカーに対しては安値落札などの排除工作を行っていたとされる。

刑事裁判では公団副総裁や公団理事を始めとして12人に有罪判決が確定し、法人23社に対して罰金合計額は合計で約64億にのぼった。 

引用:橋梁談合事件 - Wikipedia

 

マンション管理で聞く談合

マンションにおける工事では、大規模修繕工事やエレベーターなどの設備更新工事などが高額工事となり、その中でも特に、一般的には12年周期で実施する大規模修繕工事が高額工事です。(建物の規模にもよりますが、大規模なマンションや団地の一斉工事では、億〜数十億単位の工事が行われることになります。)

工事の進め方としては、

工事業者のみと契約する責任施工方式

調査や設計、修繕の仕様は一級建築士事務所などのコンサルタント業者に依頼し、工事は工事業者に依頼する設計・監理方式

の2種類が一般的に採用されており、特に設計・監理方式が最近ではよく採用されています。

このどちらの方式においても談合が噂されています。

費用圧縮や比較検討する為にどちらも数社から競争入札という形で見積書を取得しますが、揃った見積書を並べてみると似通った金額になっていることがあります。

また、設計・監理方式の場合、コンサルタント業者である一級建築士事務所が金額調整したり、正規に参加している工事業者から先に見積書を出せた上で、贔屓業者に見積り金額を開示していることがあるようです。(談合を防ぐのも一つの目的としているにも関わらず、期待と真逆の行動です。)

 

談合と変わらないもの

日々の業務では大規模修繕工事のような規模よりも、小修繕がより多く発生しています。

小さな傷を修繕したり、消耗備品を交換したりなど。

小さな工事でも、発注業者は決まっており、発注業者の下請け業者から見積書を取得して相見積もりに使用することがあり、これも確実に談合の一種と言えます。(相見積もりの意味がありません。)

見積りをする担当者の手間を省く為なのか、裏金のようなものを貰っているのか、このような業務をする原因は不明です。

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談合を防ぐ方法

太古の昔からあるであろう談合。防ぐ方法はあるのでしょうか。

原価や仕入値を知る

工事というのはすごく専門性の高いものであり、様々なジャンルが存在し、各業者の独自性などもある為、一般の方には見積書が適正なものであるかを判断するのは不可能です。

適正判断をするには原価や仕入値を知っていなければ困難となります。

しかしながら、原価や仕入値を知るのは難しいことであり、工事業者に勤めている方でも、工事種別の分野が違えば分らくなります。

原価や仕入値を知る方法としては、建設物価の本で調べたり、居住者の中から工事業者で勤務する方々を集める方法くらいしかありません。

数多くの業者から見積書を取得する

原価や仕入値を知る以外の方法としては、労力が伴いますが、見積書を取得する工事業者の数をより多くすることで、談合の枠組みから逃れることが出来ます。

付き合いのない・評判も知らない工事業者の場合、安かろう悪かろうが十分にあり得ますので、しっかりとしたチェックと十分な注意が必要です!!

 

最後に!

建築業界は大きなお金が動きます。

一級建築士事務所も工事業者を敵にしていると、長い目で考えた場合、生き残っていく為には適切ではないと分かっていても談合に手を貸すしかないと判断しているのかもしれません。

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業者の利益追及に利用されずに!自分たちのお金は自分たちで守りましょう!!

 

では。

<PS>

談合ではないですが、不動産業界でも似たような不正はあります。

法律上の規定を守らずに、義務付けられている情報開示を行わず、売却依頼の物件を囲い込む。最近では問題視されて報道もされています。

大きな動くところに不正あり!気をつけましょう。