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くす太net

『くす太』というマンション管理会社に従事する男の雑記ブログ。マンション管理・書籍・映画など。

天災地変への対応〜管理組合として・管理会社として〜事前の準備・後悔するよりも行動しよう!

どうも、くす太です。

 

 

今朝の会社朝礼にて、お盆休み中の出来事として、熊本と五島列島へ旅行(熊本へはボランティアを兼ねて)に行った際に、熊本は地震後の復興がほとんど進んでいないこと、五島列島は居住されている方々の高齢化・改善策としての世界遺産登録への尽力中であることが報告されました。

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これまでに大きな災害が日本だけではなく世界各国で起きており、今後も続くと思います。

 

災害、とりわけ地震や台風、集中豪雨がもたらす被害、マンションではどのようなことが想定されるでしょうか。

地震であれば、建物自体や車路などの破損、設備類の故障などの被害。

台風であれば、共用部分または各住戸内・専有部分の浸水、設備類の水濡れによる故障、などの被害。

集中豪雨であれば、台風と同様の被害に加えて、短時間にまとまった雨が降る為、前面道路などが冠水することにより地下部分などへの流水が発生し、駐車地下ピットの冠水・駐車車両の浸水、などの被害。

 

上記に挙げたような天災以外でも、雷・洪水・雪・火事などが一度発生すると、マンションの被害は甚大なものとなる可能性があります。

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このような天災などが発生し、マンションに被害が及んだ時の管理会社の対応としましては、

集中豪雨などのような一極集中型の天災であれば、マンションに被害が発生したとしても、事後対応とはなりますが、管理会社が現地を確認したり、業者を手配して補修工事の実施などの対応が可能です。
しかしながら、地震や台風などのような広域に影響を及ぼす天災の場合、様々な地域の物件を管理している管理会社では、広範囲での対応を余儀なくされ、尚且つ同じ地域に拠点を持つ管理会社であればマンションと同様に被害を被っている可能性が高いことなどから、対応がどうしても後手に回ってしまうことが考えられます。
管理会社と同様に警備会社なども、様々な地域の物件を管理している以上、管理会社と同様の対応になるケースが想定されます。


集中豪雨を含めた天災が発生した時の最善の対応策としましては、初期対応は被害が発生している・発生した現場にいる人達、つまりマンションに居住されている方々が協力しあって対応に当たることだと思われます。

しかしながら、事前の準備もなく被害が発生した場合、当然に個々の判断にて対応に当たることとなりますが、どのように誰が対応するかなどの想定がされていなければ、つたない対応となってしまいます。また、昨今ではマンション内の居住者同士のコミュニケーション不足・コミュニティなどの関連性の乏しさなどがニュースなどでも報道されているように、日常的なコミュニケーションがない場合、協力しあった・連携のとれた対応は困難なものとなります。


解決策としましては、日頃から挨拶などの声掛けを行い、管理組合としてイベントを開催するなど、コミュニティを形成・関係性の向上を図る必要があると思います。
イベントとしては、実際の被害を想定した防災訓練、火災が発生した時の消防訓練(避難訓練や消火訓練など)を定期的に開催することで、防災意識の定着・向上・コミュニティの形成などに繋がっていくと思います。


これまでにこのようなイベント開催やコミュニティ形成を意識していない管理組合が多いとは思いますが、管理組合として問題意識を持って取り組んでいるか否かで、実際に何か問題が起きた時の対応に大きな差が生まれますので、今からでも取り組み始めた方がいいと思います。

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しかしながら、これまで実施していなかった管理組合では、問題意識を持ったとしてもイベント開催などの行動力や居住者への呼びかけなど、労力を要するが故に実行動にはならず、問題提起で終わってしまうことが懸念されます。

せっかく、コミュニティ形成の足掛かりとなる行動が起きようとしている中で立ち消えてしまうことは、今後のマンション生活・管理組合運営・理事会運営などにおいても不利益なものとなってしまうと思われますので、一度、管理会社に相談してみた方がいいと思います。
管理会社であれば、防災などの意識も通常、当然のように持ち合わせているものであり、予防保全の考えもある為、当該マンションでは実施履歴のない防災訓練などでも、他のマンションでは実施しているなどの経験や知識がありますので、管理会社と協力して、まずは一度実施してみることが重要と考えます。


ここで一番重要なポイントとしましては、管理会社に全てを任せるのではなく、管理会社と協力して、管理組合のコミュニティ形成・防災意識の確立・イベントの成功などを目指していくこと!!です。
いくら防災訓練などを開催したとしても、管理会社に任せてやっているだけでは、いざという時に動くことが出来ず、被害を最小限に抑えることが出来なくなってしまいますので、あくまでも管理組合が主体として動くことが重要です。

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万が一、管理会社に相談した際に、非協力的な態度を取ったり、有償対応になる、というような返答がされた場合につきましては、正直、あまり良い管理会社・フロント担当者ではないと思いますので、変更をご検討された方が良いと思います。
マンション・管理組合にとって大事なことは、住んでいる方々・建物・設備などとなりますので、それらを守る為の前向きな行動に対して、後ろ向きな対応を取ることはいかがなものかと思います。
防災訓練にしても、消防訓練にしても、なんにしても、初めから大掛かりな・大それたことをしようと思うのではなく、まずは一度、簡易な内容でも実施してみることが重要です。
実施したことがない管理組合であれば、一度ご検討されることをお勧めします。


では。


<PS>

日本は災害大国です。近い将来、南海トラフを原因とする大地震の発生が危惧されています。その時に、していれば良かったと後悔するよりも、多少の苦労があったとしても事前の対応を打っておくことが良いと思います。
大きな天災が起きないに越したことはありませんが。。。
事後対応ではなく、事前の対応を!!