くす太net

『くす太』という管理会社に従事するマンション管理コンサルタントの雑記ブログ。書評・日常・マンション管理のことなど。

マンション管理会社・フロント担当者の存在価値は?

どうも、くす太です。

 

マンション管理に関する初投稿ということで、今回は自分が属している業界である、管理業界のマンション管理会社の存在について、従事している者の目線ではどのように捉えているか、見えているか、考えているかについて書きたいと思います。

f:id:kusutanet:20160809225909j:plain

 

 

まず、、、私は分譲マンションのフロント担当をしていますが、分譲マンションには大枠で管理組合という組織があり、区分所有者(管理組合員)全員が属することとなります。

さらに、マンション内の問題を話し合ったり、イベントを企画・運営したりなどの実務機関として、理事会という組織が大枠の中に存在しています。

大規模・戸数が多ければ多いほど、より多くの人が住み、管理組合の構成員も多くなります。

理事会については、実務を担う機関となる為、管理組合員全員の中から数名が役員として選出され、就任することとなり、あまり多くの人数では収拾がつかなくなる為、総戸数の1割以下(戸数が増えれば増えるほど割合は減る)の人数で構成されることが一般的なところとなります。

 

 

 

管理会社は管理組合との管理委託契約により、業務内容が異なりますが、今回は一般的な契約内容での話をしたいと思います。

 

一般的な契約内容としては、全部委託というものが多く、基幹事務(①会計収支の調定②出納③維持・修繕の企画・実施調整)とそれ以外の事務(管理組合が管理すべき共用部の設備・植栽などの点検、24時間機械監視、などなど)に分けられます。

 

フロント担当者が感じる、管理組合の構成員である区分所有者・管理組合員が管理会社に対して抱いている印象としては、目に見える部分である理事会や総会に出席するフロント担当者の割合が非常に大きく、それ以外の管理組合収支に関することや日常の対応、共用部への対応などについては、なかなか一人一人には伝わっていない為、実態としてどのようなことをしているかが分かっていない、ひいては特に重要な存在ではないと感じていると思います。

また、構成員が多人数であり、他社との比較が容易ではない為、重要な業務を行っている場合でも、管理組合全体として管理会社に対して何故か不信感を抱いてるケースがよくあります。

 

 

フロント担当者が行う業務については、理事会や総会の運営支援(資料や会合議事録の作成など)、不具合発生時の確認及び補修などの手配、基本的には共用部のみの対応となりますが管理委託契約の範囲外でもある専有部(各所有者の部屋・設備など)での対応、各管理組合員からの連絡対応、各種業務の報告など、非常に多くの仕事があります。

※御用聞きである面もあり、クレーム業界とも言われる管理業界。

 

f:id:kusutanet:20160809231153j:plain

 

 

 

管理会社が行う業務について間違った認識をされている方も多く、なんでもかんでも無償対応が当たり前、むしろ有償の場合は管理会社が負担するべきものと思っている方々も多くいらっしゃいます。

 

管理会社が入らず、管理組合員の方だけで全ての業務を行っている自主管理をされているところも多くありますが、管理会社の人間としては、自主管理による問題も知っている為、一長一短あるなぁというのが正直な感想です。

 

管理会社に全てを任せっぱなしというのは、いざ大きな天災や問題が起きた際に、マンションとしての行動が出来ない為、上手にお互いが協力し合ってマンションを管理していくことが重要になると思います。不信感をもって邪険に対応するメリットはないというのが思うところであり、分譲マンションに住まわれている方々に対して、管理会社への印象を変えて頂きたいという私の希望でもあります。

 

すごく長くなってしまいましたが、これからもマンション管理について投稿していきたいと思います。

 

 

では。