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くす太net

『くす太』というマンション管理会社に従事する男の雑記ブログ。マンション管理・書籍・映画など。

【分譲マンションにも迫り来る高齢社会の波】管理会社や管理組合が出来ることはあるのだろうか。。。

どうも、くす太です。

 

日本の少子化、高齢化が問題であると騒がれてすでに何年も経過しましたが、日常的にも高齢者を見る機会が非常に増え、老害ともいえる問題が発生しつつある現状。

そんな高齢社会が分譲マンションにも迫りつつあるのをマンション管理業で働く身として感じています。

高齢社会による分譲マンションにおける問題について書いていきます。

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少子高齢化社会とは

少子化という出生率の低下による子供の数が少なくなっていること

高齢化という医療技術の発達などにより人類の寿命が延びたことによる高齢者が増加すること

が同時にやってくる社会を指し、現実社会が少子高齢化社会となっています。

 

一般的に高齢者とは65歳以上を指していますが、子供が減ったというのは日常生活では正直あまり感じませんが、高齢者が増えたというのは「確かに!」と感じます。

電車に乗っても、自転車に乗っていても、ご飯を食べに行っても、買い物に行っても、至るところで見かけます。(念の為にいっておきますが、高齢者が増えていること自体に問題があると思っているわけではありませんので悪しからず。) 

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想定される問題

少子高齢化の内、少子化についてはマンションにおいて問題視されることは特にないと思いますが、高齢化については想定される問題があるという考えですので、いくつか挙げていくと、

認知症

アルツハイマーなどもですが認知症によって問題行動が増えてしまいます。容易に想像できるものではありますが、認知症に対して同じマンションの居住者が出来ることは正直ないのではないかと思います。

 

独居

高齢になることにより、日常生活での動きに本人の意思とは関係なしに制限がされます。昔は出来ていたことが出来なくなり、問題にならなかったことが問題になってしまうことがあります。 

 

汚損

排泄関係に影響が出てくると当然問題視されてしまうのが、排尿・排便による汚損。当事者だけでは周辺住戸にも悪影響が出てしまいます。加えて、改善が非常に難しい問題です。

 

孤独死

数年前から社会問題となっているのが孤独死です。

独居の高齢者が人知れず亡くなってしまっている状態のことをいいます。

定期的な親族の訪問や介護サービスなどを受けていない方が、自住戸内で怪我をしてしまったり、決定的な症状が出てしまった時に起きてしまいます。

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実際に発生している問題

マンション管理業に従事している中で、実際に発生している問題を挙げていくと、

おそらくは認知症を発症していると思われますが、鍵を自住戸内に入れたまま自動扉の外に出てしまい、戻ろうにも戻れないといった状態になってしまいます。

外で長時間

鍵を持っていない・自分の部屋が分からないことにより、長時間外に出たまま過ごしてしまっていることがあるようです。

寒い日も暑い日も

しかも季節や天候に関係がない為、灼熱の太陽が照りつける猛暑であろうと凍える風が吹き付ける極寒でも同じ状態になってしまいます。

奇声・奇行

意味も分からず大声で叫んでみたり、突然走り出したり、周囲の人にとっては危険な人物としか思えないような行動を取ることもあります。

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まとめ

今後、今以上に加速していく予想がされている少子高齢化。

高齢社会になれども対応する人員不足によって発生してしまう問題が数多くあります。

また、介護については一般的な周知の事実として、介護にかかる費用は高額ですが、介護業界の給料は低額であるというギャップにより、人員不足は今後も解消しないものと思われます。

 

日本は世界においても少子高齢化が問題視されている国の為、国の施策として介護業界が優良業界になるように進めていくしか、健全な社会を形成する術はないように思います。

 

お金のある政治家ではこの緊急の課題に対して即効性のある対策はされないでしょうが、自分たちの子供や孫の世代のことを考えれば、とにもかくにも今一番に動かないといけない問題です。 

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では。

 

<PS>

1月に受験したマンション修繕維持技術者試験。

マンション管理士試験でも同様でしたが、受験者に高齢者の多いこと。

これは認定資格ですが、国家資格の試験でも高齢者の方が受験している現状。

受験している意味はなんなのか。

働き世代がもっと活躍しなければと危機感を感じました。

【川西市にある傾斜の芝生広場がおすすめの公園】遊具もあるし散歩コースもある一庫公園に行ってきました!〜公園感想レビュー〜

どうも、くす太です。

 

今回は兵庫県川西市にある公園、

一庫公園

に行ってきました。

平日ではなく日曜日に行きましたので、駐車場が満車になって入れないといった事態が心配されましたが、なんとか入ることが出来ましたので、

一風変わったボール遊びが出来る広大な芝生の敷地

が印象的だった一庫公園をご紹介します。

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一庫公園

兵庫県川西市国崎字知明1-6、一庫ダムを越えたところにある一庫公園。

 

ダムを越えて橋を渡り、そこから少し行ったところに入口のゲートバーがあり、進んでいくとグネグネ道の坂が待ち受けており、登り切ったところに駐車場があります。(グネグネ道で子供たちはジェットコースターのようにワーキャー言っていました。)

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駐車場は無料ですが、、

公園の入口に着くと無料の駐車場がありますが、それほど台数を止められるわけではない為、到着する時間が遅ければ止める場所がないという悲劇が予想されます。(午前中に着きましたが、危うく止めるところがない状態の一歩手前であり、なんとか駐車することが出来ました。) 

 

今回止めた駐車場は公園の上側でしたが、下側にも駐車場があるようです。

あるにはあるようですが、公園全体が傾斜地にある感じなので、かなりの階段や坂を上がらなければならないことが予想されます。(小さい子供やお爺さん・お婆さんと行く場合は事前調査が必要です。)

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公園の入り口は駐車場のすぐ横にありますので、迷うことなくすぐに公園へ入って行けます。

 

いざ公園内へ

入っていくとさっそく下り坂が待ち受けています。

入口のすぐ近くには公園の案内所のようなものがありますが、それは後ほどご紹介します。

 

坂を下っていくと狭めのスペースがあり、さらに下へ行くと遊具があります。(狭めのスペースではお弁当を食べたり、ボール遊びをしている人たちがいました。) 

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まとまって設置されている遊具たち(遊具はここだけ)

小さな子供から小学生までが遊ぶような遊具がまとまって設置されています。

遊具はここにしかない為、遊具目的で来る人にとってはあまり楽しむことが出来ないかもしれません。

 

日曜日に来たこともあり、人も多く、あまり全力では遊びにくいといった印象を受けました。(我が家の子供たちにとっては物足りない遊具といった感じでした。最近は遊具がたくさんある場所に出掛けていたのが原因と思います。) 

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広大な敷地の芝生広場

一庫公園で一番印象的だったのがこの広大な敷地の芝生広場です。

広いのが印象的ではなく、平坦な場所がほとんどない傾斜のある広場であったのが印象的でした。

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ボールを何の気なしに転がしてしまうとコロコロと転がっていき、放置すれば一番下まですごい勢いで転がっていきそうな傾斜でした。
我が家ではサッカーをしましたが、子供たちを傾斜の下側にした場合、ボールの勢いがすごい為、追いかけて止めるのに苦労しました。
ある程度大きくなった子供であれば問題ないと思いますが、小さい子供と遊ぶ場合には注意が必要です。

 

広場にレジャーシートを敷いてお弁当を食べましたが、傾斜が弱いところを探さないといけないのが難点です。

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夏場には水遊びも出来るスペースあり

天気の良い日に行った為、寒さに凍えることなく遊ぶことは出来ましたが、夏場には水遊びが出来る場所も設けられています。

行った日は当然ながら水場は一切ありませんでしたが、夏場であれば高所でもある為、楽しく遊べること間違いなしといった感じです。(着替えは必須アイテムですね。) 

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散歩コースの一環として見晴らしのいい箇所あり

公園自体が高所にある為、傾斜が常にありますが、散歩に適した公園でもあると思います。

公園全体や周囲の山々を見渡せるコースもありますので、子供の遊び場としてだけではなく、散歩目的でもいい公園だと感じました。 

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公園の入口近くにある案内所のようなもの

この中には綺麗なトイレもあり、過ごしやすい公園といった印象を受ける点でもあります。

この中には展示品などもありますので、公園で遊び疲れた時に少し気分転換といった時にいいかもしれません。 

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キツネもいました。カウンターの奥に飾られています。

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まとめ

遊具は少なかった為、遊具目的の子供には不人気かもしれませんが、傾斜がきつい広大な芝生広場に見晴らしのいい散歩コースもある一庫公園。

 

夏場には水遊びも出来ますので、健康目的でも大人も楽しめますので、冬場はお勧めすることは出来ませんが、温かい時期や夏場には楽しさ満載になると思います。

足腰を鍛えるにも適していますので、一度遊びに行ってみて下さい。

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では。

 

<PS>

夏場の猛暑日には冬場とは違う問題もあり、熱射病や脱水などに注意が必要ですが、水遊びが出来ればある程度解消出来るものと思いますので、夏場に改めて訪問したいと思う公園でした。

夏場に訪れた際は改めて記事にしたいと思います。 

【実際にライティング初心者による副業はどうか??!稼げる?稼げない?】副業開始から約2カ月で感じたことをまとめてみた。。

どうも、くす太です。

 

副業として、クラウドソーシング(クラウドワークス)に登録し、実際に仕事をこなし始めて約2ヶ月が経過しました。

その結果の収入としてはせいぜい1万円程度。

クラウドソーシングを副業として行う場合に感じたことなどを書いていきます。

「副業しようかな~、クラウドソーシングに登録しようかな~。」

という人はご参考にどうぞ。

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副業として実際に行ったこと

簡単なアンケートに答えたり、映画や書籍の紹介文などがメインでラインティングなどをしました。

しかしながら、このような仕事は単価が非常に安く、単価がいいものになると文字数が2000文字以上で且つクオリティを伴った記事が要求される為、なかなか簡単にはいかないものになっています。

他には正規ライター登録を2件行い、1件は一記事につき報酬発生ですが、もう1件は10記事作成時に報酬発生となる為、あまり収入には結びついていません。

(10記事作成のライターの方が記事作成には時間がかかります。) 

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概算収入

本記事の冒頭にも書きましたが約1万円。

クラウドワークスでは3,000円程。

残りは正規ライター登録したところでの収入となります。 

 

副業をすることで疎かになったもの

一番疎かになったのはこのブログで、記事の作成・投稿に影響があります。

以前は週に数記事は作成出来ていましたが、今では週に一記事くらい。

副業だけが原因ではなく、本業の仕事が忙しく、時間を確保するのが難しかったのも一因ですが、ブログへの影響が一番でした。 

他に挙げるとすると、今年のチャレンジ目標としているプログラミング学習に手を付けづらくなっていることもあります。

これからの時代にプログラミング能力は必要と考えており、個人としてのビジネスにもつながるものと考えています。これに着手出来ないのは自分への甘さもありますが、一番の痛手かもしれません。

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ブログを書く方がいい?副業する方がいい?

結局のところ、今のライティングレベルでは副業には向いていない可能性があり、稼げるようになるにはライティングレベルを上げることが不可欠であると考えています。

そうなってくると、少なからず記事数を多く書いて、レベルを上げていくことが必要となる為、ブログも副業も並行して進めることがいいのかもしれません。

並行する方法が問題であり、どちらも中途半端にやってしまうとどちらも身にならない可能性がある為、中途半端ではなく真剣にする必要があります。 

 

まとめ

結論としましては!

ブログなのか副業なのかに関わらず、中途半端に物事を行うことが問題であり、1つ1つを真剣に、まじめに取り組むことが重要だというところに行きつきました。

行きついたというかは至極当然なところです。

ことわざでは「二兎を追うものは一兎も得ず」というものがありますが、本来は

「二兎を追わないものは二兎も得ず、さらに一兎も得ず」であると思います。

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自分への甘えを捨てて、今こそ真剣に自分の時間を効果的に使う必要性が感じました。 

思い立ったら吉日!即行動です!! 

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では。

 

<PS>

何かと理由をつけて逃げることを考えずに、時間は有限、今しかないという思いで今というこの時を生きなければなりません。

ついつい色々な欲に負けてしまいそうになってしまいますが、自分を奮い立たせる本日の記事でした。 

【相変わらずの描写力と世界観!完結編でも続編を切望する最高峰の警察小説】ピエール・ルメートルさんの「傷だらけのカミーユ」読了〜感想書評レビュー〜

どうも、くす太です。

 

ピエール・ルメートルのカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ完結編となる3作目

「傷だらけのカミーユ」

を読みました。

シリーズで一貫した犯罪描写のきめ細やかさは本作においても輝いていました。

いうなれば不幸続きのカミーユですが、本作の最後は一体どうなるのでしょうか。(シリーズ完結編なので全体としても最後です。)

ネタバレありありですが、ご紹介します。

 

 

本書の概要

著者はピエール・ルメートルさん日本語訳は橘明美さん

というシリーズを通したコンビです。

 

刑事であるカミーユ・ヴェルーヴェン警部がいかに犯罪に関わり、試行錯誤しながら謎を解いていかに犯人に迫っていくか、逆に犯人がいかに警察を出し抜き、次々と犯罪を犯していくかのいわば<追いかけっこの物語>。

特徴ある登場人物たちに加え、様々な伏線が張られ、物語が進むにつれて一気に展開していきます。

文章も飛びっきりで、風景にしても人の動きにしても犯罪行為にしても、なにもかもながきめ細かに表現されており、単に読み進めるだけで自然に物語の世界に入り込んでいきます。(犯罪行為の部分はあまりにもリアルで少し引いてしまうほどです。)

 

本作の主要な登場人物

カミーユ・ヴェルーヴェン

→頭は禿げかけているが類まれなる洞察力や推理力などの刑事として必要な能力を有する優秀な警部。最大の特徴は身長が低く、150cm以下である。

 

アンヌ・フォレスティエ

→カミーユの愛人。誰もが思わず振り向いてしまう美貌の持ち主。

 

ルイ・マリアーニ

→カミーユの部下の刑事。非常に優秀であり、様々な知識を持っており、何よりもお金持ち。服はいつも高価なブランド品。

 

ジャン=クロード・マレヴァル

→カミーユの元部下。イレーヌ事件の際に犯人とは知らずに捜査情報をリークしており、警察を追われてしまう。浪費家で女好き。

 

ル・グエン

→カミーユの戦友ともいうべき親友の上司。豪快な体型をしており、離婚をしては結婚するという人物。

 

ビュイッソン

→カミーユの妻イレーヌを殺害したシリアルキラー。現在は逮捕されて塀の中にいる。

 

あらすじ

本作はシリーズ2作目である前作の「その女アレックス」 からすぐの物語。

 

イレーヌ事件の後にカミーユは精神疾患のような状態となってしまったが、本作ではアレックス事件後も現場に復帰しているカミーユに、またしてもとてつもない悲劇が襲いかかります。

亡くなった妻イレーヌを一生忘れることはないと思われる中で、それでも付き合う女性アンヌができ、生きる意味を見出しつつあったところ、そのアンヌが不運にも九死に一生を得るというレベルの暴行に遭ってしまい、その後も命の危機にさらされ続けます。

公私混同・職権乱用・虚偽報告などの様々な危険な行為を重ねながら、カミーユは孤独に捜査を続けますが、それでも捜査が進む中でカミーユは犯人に遅れを取ってしまう後手後手の対応となっていきます。

カミーユ・ヴェルーヴェンは愛するアンヌを無事に守り抜き、犯人を捉えることが出来るのか。

 

1日目・2日目・3日目の3部構成の本作。

シリーズを読んでる人にとっては特にですが、後半に物語は急展開を見せて、まさかまさかの結末へと進んでいきます。

 

見どころ

本当に全てが面白く、引き込まれている本書ですが、あえて見どころを挙げていくと、

 

凹みを乗り越えたカミーユ

最愛の妻イレーヌ(カミーユの子供を身ごもっていた)との別れを乗り越え、女性アンヌと向き合っているカミーユが冒頭から描かれており、やっと恋も出来るようになったのだと思っていたところに悲劇が突然舞い込みます。

さらにその悲劇は予想しえない方向を進んでいることが読み進める内に判明していきます。本当に面白い。

 

ビュイッソンと対面 

最も憎むべき相手でありイレーヌ事件の犯人であるビュイッソンと刑務所で対面します。今自分に必要なことを成し遂げる為に戦うカミーユの凄さが感じ取れます。

ビュイッソンに会うまでの用意周到な事前行動、会ってからの交渉という名の命令、カミーユの凄さが十二分に発揮されています。

 

きめ細かな描写・自然とイメージしてしまう 

毎度のことですが、犯罪行為のきめ細やかな描写、文字による物事の描写が飛びぬけて凄い。グロテスクな行為についても精密な描写で思わず頭でイメージしてしまい「うっ!!?」となってしまう程、素晴らしい文章力です。

 

シリーズ3作を通して感じたこと

主人公であるカミーユ・ヴェルーヴェンは非常に優秀な刑事であり、これまた有能な部下たちとともにチームを編成していますが、ことごとく犯人側が優位に物事を進めていきます。

犯人は先に行動を起こす為、当然といえばそうかもしれませんが、犯人を追いかける中で次々に犯罪が起きてしまい、ヴェールヴェン班は諦めることなく犯人を追い続けますが、あと一歩のところでいつも先を行かれてしまいます。

警察の凄さと優秀さが見て取れる反面、犯人の用意周到さ・賢さも見えてきます。

 

シリーズ3作ともにハッピーエンドではなく、バッドエンドともいえる内容ですが、読み終わった時の読了感は重みがあります。

非常に濃厚な警察小説です。 

 

まとめ

シリーズ完結編である本作では、初めてカミーユ・ヴェルーヴェンが犯人を追い越して、見事に逮捕するところが描かれています。

それでもタイトル通りでカミーユにとっては悲劇以外の何物でもなく、悲しい人生だったように思います。

それでも非常に有能で頭のキレるカミーユ・ヴェルーヴェンは愛すべき人物です。

最大の特徴である低身長ですが、それを補って余りある警部としての能力。

 

是非ともシリーズ完結ではなく続編が望まれます。

 

 

では。

 

<PS>

本作品の順番は、

①悲しみのイレーヌ(悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)

②その女アレックス(その女アレックス (文春文庫)

③傷だらけのカミーユ

ですが、日本で翻訳されて発売されたのは「その女アレックス」が初めでした。

その為、「その女アレックス」から読んでしまった方が多いと思いますし、私も同様です。

2作目から読んだが為に「悲しみのイレーヌ」を読んだ時には結末が分かっている状態になっていました。

ですので、これからピエール・ルメートルさんの「カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ」を読む方は是非とも1作目である「悲しみのイレーヌ」から読み始めることをおすすめします。

【あなたの真実は?落ち度はあったが本当の悪は他にいる!!】STAP細胞騒動の小保方晴子さんの著書「あの日」読了〜感想書評レビュー〜

どうも、くす太です。

 

STAP細胞では日本社会全体が大きな騒動となり、様々な憶測が流れた中で、結局STAP細胞というのは幻・捏造の類であるという風に多くの人が認識していると思います。

その騒動の中心人物であった小保方晴子さんの著書「あの日」が発売されて以降、一体どのようなことが書かれているのか、STAP細胞の真実はどうであるのかという思いから、是非とも読みたいと思いながら、やっと今回読むことが出来ました。

本書を読了した感想やSTAP細胞騒動について感じたことなどを書いていきます。

※あくまでも私個人が本書を読んで感じたことです。是非とも他の方々にも本書を読んで頂き、各個人による真実を見出して欲しいところです。

 

 

本書の概要

著者は小保方春子さん。

本書は2016年(平成28年)1月に第一刷が発行されています。

小保方さんは子供時代の友人の難病を目の当たりにし、誰かの為に、役に立てることがしたいと思い、それがその後の人生の指標となっていきます。

小学校・中学校・高校と進学していく中で、医師への道も考えましたが、多くの人に貢献する為に研究者への道を志すこととなり、早稲田大学へ進学します。

大学では運動部に所属し、卒業後の研究者への邁進を考え、運動に明け暮れる日々。

大学卒業後は東京女子医科大学ハーバード大学医学大学院に所属し、研究の為の充実した設備面などから理化学研究所に身を置き、研究者として従事していくことになりますが、2014年(平成26年)にSTAP細胞に関する論文発表により、壮絶な転落人生を進んでいくことになります。

本書では小保方さん自身が研究者としての道やこれまでの研究実績、研究に対する熱い思いなどに始まり、STAP細胞に至った経緯、騒動の真実、この日本社会の大きな闇について書かれています。

 

ざっくり感想

本書は本当に終始とても丁寧な言葉で綴られています。

STAP細胞を研究し、論文として発表、その後の様々な裏切りや非礼が多くの周囲の人間からあったにも関わらず、丁寧な言葉はブレることがありません。

決定的な裏切りや非常識でしかない対応をする人たちに対する礼儀を一切失わないところが単純にすごいと感じました。

 

本書を読む限りでは、小保方さん自身の手痛いミスはありますが、本当の悪は小保方さん自身ではなく、STAP細胞の研究を主導して進めていた人物やマスコミ、ひいては理化学研究所(通称、理研など)であると感じます。 

自分たちに火の粉や批判が来ないように小保方さんを全面的に悪人へと仕立て上げ、世論を操作し、面白おかしく一人の人間を社会的に抹殺して真実を闇へ葬ろうとしているような印象を受けました。

最終的には早稲田大学においても異常さを感じざるを得ません。

 

ただただ読んでいて感じことは、前半は小保方さんの研究への愛・熱意ですが、後半からは本当の悪人たちの気持ち悪さ、日本社会の闇の深さを感じました。

 

小保方さんについて感じたこと

ただただ本当に研究が好きなんだなぁと感じました。

本書は小保方さん側の真実を書いている為、STAP騒動の真実は分かりませんが、少なくともSTAP細胞なるものというか現象自体は確認されていることであり、研究自体が封印というか闇に葬られてしまったのは残念に思います。

 

新しい発見に対する論文作成にさえ加わることがなければ、悪人たちに出会わなければ、小保方さんは本物の発見が出来る研究者になっていたと思います。

言われるがままの研究ではなく、自分自身で研究方法を模索し、成功へと、発見へと繋いでいけることが出来る研究者。

STAP細胞騒動というか過去の博士論文についての落ち度はあると思いますが、小保方さんという研究者が社会的に抹殺されてしまったのは非常にもったいないことであると感じました。

 

本書を真実とした時の悪

STAP細胞の一連の研究・論文において、始まりは確かに小保方さんがアメリカの研究所や日本の研究所で関わって進めていきますが、本格的な研究や論文執筆などに関しては「若山という研究者」がメインになっているようです。

研究に用いるマウスの管理を自分のみで行い、小保方さんに実験の詳細も見せずに結果のみを伝えたりしていたとか。

さらにはキメラマウス作成における研究手法を小保方さんにはなぜか教えなかったらしく、実験は成功していると言いはするが自分以外には再現出来ないだとか、目の前での実験は行わないだとか、ひいては騒動の再現検証の時には実験に参加しないなどの暴挙の数々。

こんな方が今は山梨大学の教授をされているそうです。(個人的な感想としては山梨大学は大丈夫??)

 

この若山という研究者が騒動の中で情報を事前にリークしたり、自分に都合が良いように事実を捻じ曲げていったというような内容が本書には書かれており、読む限りでは絶対的な悪はこの研究者にあるように感じました。

騒動が起きてから、混迷を極めていく中で発言の内容を変えたりもしており、雑誌などに証拠は残っています。

それを考えると報道、マスコミの未熟さというか下劣さというかレベルの低さが痛感されます。

本書では特にNHKのひどさや須田という記者の醜聞さが書かれています。読んでいても気分が悪くなってしまうレベルです。

 

所属していた理化学研究所の対応にも恐ろしさを感じます。再現実験や検証、調査を進めていく中で、小保方さんが悪である前提で全て考え、最初からストーリーがあってそれに沿って進んでるだけといった印象。研究の状況などを考えれば小保方さんだけが悪いということにはならず、そもそも論文の著者は他にもおり、メインは他にいるというのに。

 

博士号を認定した早稲田大学においても気持ち悪さを隠しきれません。確かに小保方さんに落ち度はありますが、再認定する気もないのに労力だけを負わせてしまう。無意味であり、マイナスしか生まない一連の行動は必要だったのか、と誰もが感じてしまうところです。

 

本書に登場する騒動に関わるほとんどの団体や個人は悪であると感じます。

小保方さんを誹謗中傷・陥れる為だけに全力を注いでいる印象です。まるで自分たちは正義だといわんばかりです。

 

本書が真実でない時の悪

著者である小保方さんが悪ということになります。

本書に書かれている内容が妄想であり、現実逃避の末に書かれていたということになりますが、読む限りはそんなことはなさそうです。

実際の記録として残っているものでさえ認められず、STAP細胞の起点となる部分は再現実験で確認されていたことが分かっているそうです。

小保方さんの被害妄想によるところが全くないとは思いませんが、少なくともほとんどが真実であると感じます。

 

いずれにしても悪

テレビや新聞などのマスコミ陣。

よく言われるマスゴミであり、まさしくゴミだと感じられる動きを見せています。

持ち上げるだけ持ちあげといて格好の餌がばら撒かれたら一斉に群がって、ほとんど一般人と変わらない人を報道という絶対的な力で蹂躙しています。

吐き気するくらいのレベルの低さです。

 

特に須田という記者は若山とかいう研究者と蜜月な関係にあったようで、リーク情報を基に執拗な取材という名の脅迫を行っていたようです。(本書の表現を読む限りでは取材などでは一切なく、脅迫行為に感じてしまいます。)

 

NHK理研早稲田大学も、登場するほとんどの団体の行動は常軌を逸しているように思います。

報道すべきことは小保方さんが悪であるということではなく、取材・調査した上での真実であるべきです。

日本社会全体の闇が浮き彫りになっている騒動です。

 

まとめ

メディア、マスコミの恐ろしさを痛感した騒動。

テレビや新聞などを見る視聴者や一般人はどうしても報道に左右されてしまいます。

リーク情報をそのまま報道したり、下調べなしでただただ無知なマスコミは悪でしかないと思います。

こんな馬鹿げた悪人たちに巻き込まれていなければ、今でも研究者であり続け、いずれは本当にすごい発見していたのではないかと感じさせる小保方さんが本当に心配です。

多くの人に読んでもらって真実はどこにあるのかを判断してもらいたいと感じた本書でした。 

 

では。

 

<PS>

こんな悪人たちに巻き込まれずに研究を続けれていた時の小保方さんを想像すると辛くなります。

STAP細胞と言われる前の、それ以前の研究成果を評価し、小保方さんが研究者の道を歩むことが出来るそんな世の中を期待します。

有能な人材が消えてしまうのは本当に社会的損失でしかありません。